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アルコールランプの製作 (2017年10月30日更新)
ビール缶製のアルコールランプ |
ビール缶を使って、アルコールランプを作ってみました。
参考サイト
https://www.youtube.com/watch?v=bCf0Sl6Xkf0&sns=em |
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明るい黄色の炎はすすがつきやすいので、ブルーになるように調整した方が良く、今後、調整方法を研究してみます。
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作り方 |
作り方は冒頭の参考サイトにて、わかり易く紹介されていますが、作ってみて少し難しいと思った箇所についてもコメントしていきます。
注意: いずれを参考にする際も、缶の切り口で手を切ったりしないように、燃やす際には火災のないようにお気をつけて、自己責任でお願いします。 |
⒈ アルミ缶のカット |
底から30mmの高さでカットします。
Youtubeでも紹介されているように、30mm高さの木を用意して、そこにカッターを当がい、缶をクルクル回してキズを入れると、綺麗に切ることができました。
カッターは先端を使ってキズを入れた方がしっかり溝が入って良いと思います。 |
2. 切った缶の底にマーキング |
約22.5度ずつ、16個のマークを入れました。 |
3. 穴あけ |
ドリルを使って、2.5mmの穴をあけます。
ルーターを使う場合、更に小さい穴からあけた方が貫通時のトルクが小さく出来てやり易いです。 |
4. 缶の底に穴をあけます |
 Youtubeではカッター付きのコンパスでやっていました。
うちにも2種類のコンパス式カッターがありましたが、底が湾曲しているので、刃の位置が上手く合わせることが出来ず、断念。
ルータの切断刃を使いました。 |
5. もう一つ缶底を切り、折り曲げる |
 もう一つのアルミ缶でまた、30mm高さにカットして、
ラジオペンチを使って、ギザギザに折り曲げていきます。 |
6. 残った部分で37mm高さでカット |
残った部分で37mm高さにカットして、先に切っていた底部の溝に合うようにして、ホチキス止めします。
Youtubeではバネを利用して勢い良く留められる高級ホチキスが使われているのかと思います。 昔ながらのものでは、たまが貫通せず留められなかったので、痕がついた箇所にルーターで穴を開け、ホチキスのたまを貫通させて、手で曲げて留めました。 |
7. 筒の淵に切れ込みを入れる |
 写真は、ホチキスで止めたところ。
この後、筒の淵(片側)に3箇所ほど、切れ込みを入れます。 筒の内側、外側にアルコールが行き渡るようにするためです。 3〜5mmくらいの△形状で良いです。
内部に挿入する時は、切れ込み側を下側にします。 |
完成 |
作った3つのパーツを、組み合わせます。
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お湯を沸かしてみました。 |
無水エタノールを中央の穴に注ぎ、マッチ等で火をつけます。
最初は弱々しく燃え、じきに周囲の穴からもブルーの炎が出始めます。
アルコールもヤカンの水も少量ずつ入れましたが、沸騰するところまでいきました。
キャンプなどで少量のお湯を沸かすのにはちょうど良い感じと思います。
火が強くなり過ぎた場合は、下にひいた受け皿に水を入れると缶の底から冷やされて、火力を弱める事ができます。アルコール量が少ないと、缶ごと浮いてしまうことがあったので、ご注意ください。
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今後の課題 |
ヤカンの底は黒くなっており、洗えば落ちますが、すすの発生を如何に抑えるかが課題に思いました。
真ん中の穴が大き過ぎて、気化したアルコールと空気がうまく混ざらないかも知れないので、少し小さめの穴を複数あけるなど、この辺を変えると更に良くなるかも。
改良型が出来たらまた掲示します。 |
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