一覧へ   前へ<<  >>次へ


建築材料について(セメント、石膏、漆喰、アスファルト) (2017年11月21日更新)



資源の循環の観点から、身の回りで使われている建材の由来が気になり始め、ネットで簡単に調べた概要をここに記載しておきます。

1)セメント

2)漆喰

3)石膏

4)アスファルト

1) セメント
セメント協会へのリンク

http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/jd3.html

ウィキペディアへのリンク
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/セメント

以下はウィキペディアより。

セメント(cement)とは、一般的には、水や液剤などにより水和や重合し硬化する粉体を指す。広義には、アスファルト、膠、樹脂、石膏、石灰等や、これらを組み合わせた接着剤全般を指す。
1-2) セメント 廃棄物処理を行う場合

以下は太平洋セメントのサイトより。

http://www.taiheiyo-cement.co.jp/oofunato/html/sv_koutei02.html

1.原料工程
 セメントは、石灰石、粘土、珪石、鉄を主原料としています。
 粘土原料や珪石原料の一部として、石炭灰などの燃え殻、汚泥、建設発生土、鋳物砂、などを使用することが出来ます。
 また鉄原料の一部として、高炉2次灰や鉱さいなどを使うことができます。

2.焼成工程
 焼成工程では廃油、木屑、廃プラスチックのような燃える廃棄物を処理することが出来ます。

3.セメント粉砕工程
 粉砕は、セメント製造工程と同じです。

4.出荷
 セメントには高炉スラグ微粉末を添加した高炉セメントや、JIS規格を満足する石炭灰を添加したフライアッシュセメントなどもあり、ここでも廃棄物を処理しています。


2) 漆喰
主成分は水酸化カルシウム。

施工後、二酸化炭素を吸収しながら、炭酸カルシウムに変化して硬化していく。

原材料は石灰なので、日本国内でも資源を調達出来る。


CaCO3を加熱すると、CO2が抜けて、CaOとなる。
これを水に溶かすと、Ca(OH)2となり、
時間経過と共に再びCO2を吸収してCaCO3に戻る。
3) 石膏
硫酸カルシウムを主成分とする。

CaSO4

火力発電所にて排ガス中に含まれるSOx分の除去に消石灰スラリーの液体に通ガスすると、
副産物として石膏を得る事ができる。

(発電事業による副産物の有効利用)

石膏は不用意に埋め立て処分すると、これを分解出来る微生物により、有毒である硫化水素が発生する恐れがあり、産廃業者などによる適正な処分が必要。
4) アスファルト
原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質のものである。減圧蒸留装置で作られた減圧残油はそのまま製品アスファルトとなり、ストレート・アスファルトと呼ばれる。

(石油精製による副産物)

以下はウィキペディアより

道路舗装材

アスファルトを結合材として、骨材(砂利や砂、一部融解スラグ等)やフィラーを混合したアスファルト・コンクリートを舗装に用いる。

石油の需要がもし減ったら、アスファルトの供給不足で困ることはないのか?
年度末に不要な道路工事がなくなるなら、歓迎。


火力発電が、再生エネルギーに置き換わっていくと、石膏ボードはリサイクルしか頼れなくなる?!

いずれも、他の生成方法があるのだろうとは思いますが。



リンのリサイクルも興味が湧いてきました。。。