一覧へ   前へ<<  >>次へ


雨水の活用 (2019年10月06日更新)

雨水タンクについて

主に庭の芝生への水やりを目的として、雨水タンクを設置してみることにしました。

市販の雨水タンクはデザインも様々なものが販売されていて、見た目も格好良いものが多いのですが、価格が高い印象がありました。

なので、我が家では実用性重視で農業や園芸用のタンクを購入しました。
見た目や太陽光による藻の発生対策として囲いを作りたいと思います(後回し)。

雨水タンク


始めはポリタンクをつないでいこうと考えましたが、配管接続が面倒になってくるのではないかと思い直し、大きなものを一つ買うことにしました。

写真は18L灯油タンクと、300Lのタンク。

ともにホームセンター/コーナンで買ったもので、それぞれ580円、8500円程度、貯留容量のリッターあたりの単価は約30円くらいで、ほぼ同じです。
水中ポンプ

タンク内部に設置する水中ポンプは、同じくコーナンにて購入しました。

テラダポンプのファミリーポンプ SP-150BN 。

売り場にてスマホで調べると、評判も良いようで、価格もネット価格よりも安かったので即決しました。

http://www.monotaro.com/p/0674/1287/

(リンク先のサイトでは\13,900-)



ちなみに、もし、詰まりとかが生じたら、開けることになるので、吸い込み口を確認してみました。

インペラが回転し、中央から水が吸い込まれ、遠心力によって水が外側にある穴に入っていく構造。

雨水の取水器購入


大分時間が経ってしまいましたが、ネットで取水器を購入しました。

金網がついており、異物や蚊が入り込むのを防止しています。


「エコショップ節水村」にて、

「マルトラップ」の丸一オリジナル集水器(雨水タンク「まる」対応) \2,838-
タンクへの穴あけ (2015年5月17日に作業再開)

電動ドリルに穴の径を変えることのできる工具を取り付け。

こんな感じで削っていきます。

樹脂なので穴加工は楽です。


水中ポンプのコンセントが通ることを確認


貫通穴のシールをするために仕舞の部品を加工。

ネット購入したジュラコン(POM Φ30)を使用。


ブッシュ(?!)を作成し、糸のこで半分に分割

水中ポンプのコンセントとホースをタンクの上部から通し、貫通部の隙間を仕舞しました。

(すきまがあると、蚊が入り、ボウフラがわくかも知れないので)
取水器の設置

次に雨水配管に取水器を設置します。

タンクに導く塩ビ配管に下り勾配の角度をつけられる位置にマーキングし、高さ100mmの切れ込みを入れます。


塩ビ管は普通灰色のものですが、ホームセンターには25Aサイズ(外径φ32mm)は紺色のものしかなく、Hiパイプゴールドと書かれていました。スマホ検索すると、「耐UV性が良い」とあり、ちょうど良いと分かりました。


取水器の構造はよく考えられています。

パイプ内面をつたってきた雨水は金網を介して分岐経由でタンクに送られ、タンクが満タンになると金網の部分まで水位が上がり、中央の開口から排水されます。


タンクと雨水配管の接続完了!

取水器と塩ビ配管は園芸用ホース(内径Φ32mm)をホームセンターで購入。

タンク側は塩ビ管を延長する際に使用する両側接続タイプのソケット(継ぎ手)を2ケ購入し、ソケットとソケットの隙間がタンクの厚みと等しくなるように短く塩ビ配管を切断します。

短く切った塩ビ単管をタンクの穴に通し、両側にソケットを入れ、圧入しました。


中を覗き込む子供たち。


試運転!!


取水器にホースで水を入れてみました。

ちゃんと流れていくことを確認。
タンクの囲い


水がたまり、日光が当たるとたぶん、藻が生え始めると思うので、遮光のために囲いを作ることにしました。

まだ未完成です。

側面と上部蓋を作成後、ペンキを塗る予定。


この翌日に雨が降り、タンクを覗いてみたところ、満タンになっていました。
その後 サイフォンブレーカーの製作
タンクを設置し、一時期、タイマーを使ってシイタケ栽培に使ってみたりしましたが、それ以降、ずっと不使用の状態が続いていました。

理由は、ホースの口を地面に置いておくと、水中ポンプを稼働させた後に止めても、サイフォン効果で水が止まらないためです。


なので、サイフォンブレーカーを設置することに。
市販品を捜しましたが、手頃なものが無く、作ることにしました。

【材料】

子供からもらったビー玉
数年前に水の電気分解の実験をしたアクリル製の透明筒
水道用の継手





こんな感じ。

ビー玉と下側にナットを入れた透明筒の上下を水道用継手で挟み込みます。それぞれにはゴムパッキンがついているので、強く抑えれば、水は漏れません。この継手をアクリル板を介して、総ネジボルトで挟み込みます。

下側から、空気を吹き込むとビー玉が持ち上がり、閉止されました。

吹くのを辞めるとビー玉は自重で下がります。しかし、これでは下向きにも閉止されるので、ナットを放り込み、隙間が残るようにしています。

これで、逆止弁と同じ役割を果たします。

先の作品を分岐を介してホースの上部に設置、

ポンプが動くとビー玉が上がって止まり、ポンプが止まるとビー玉は自重で下がり、空気がホース内に入り込むので、タンクの水が排出され続けることはなくなりました。
分配器

コーナンにて1000円ちょっとで売っていました。

プランターまでホースを延長し、ノズルを設置。