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ディスクグラインダースタンドの製作 (2020年08月13日更新)

背景

鋼材をカットするための高速カッターがありますが、あの騒音とセットの手間や清掃を考えると出してくるのが億劫になります。

ディスクグラインダーも相当なうるささではありますが、なぜか「これは仕方ないか・・・」と何故か諦めの気持ちに。

ですが、ディスクグラインダーは手がぶれて切り口が汚くなったり、跳ねると怪我をする心配も感じます。

なので、ネットで何度か見かけたことのある、ディスクグラインダー用のスタンドを試作してみました。
材料

コーナンで購入してきました。


・引き出し用のスライド
・パイプハンガー
・ひんじ(蝶番)
・合板材


一部、使わなかったものもあります。(2×4用の金具は使いませんでした)

パイプハンガー


ディスクグラインダーにフィットするか確認。

少しゆるいのでゴム板を挟んで調整。


引き出し用スライダー



こんな感じで角材を向かい合わせにしてスライド式に。

(後日、ここは改造して変更しています)
ヒンジを取付

ヒンジにアソビがあり、がたつくのでガイドのためにフラットバーを取りつけました。

上側の角材の下部に六角ナットを仕込み、ボルトを回すと途中で止める高さを調整できるようにしました。(最下点の調整)
パイプハンガーの固定金具

アングル材をカットして、タップを切って六角ボルトを取りつけて固定。

ディスクグラインダーをとりつけたところ。
試し切りの結果


鉄のアングルをカットしてみました。

切り口はなかなか綺麗です。


でも、実際はヒンジのガタがあるので、手で加減していますが。
改造


引き出しスライドを垂直配置で2つ並べて使っていましたが、
ぐらつきがあるので、スライドの配置を変えてみました。

1つは従来通り垂直面のまま、1つを水平面に移動して、L字の配置で固定してみました。




こんな感じです。

ぐらつきは改善されました。


が、いかんせん、ヒンジのアソビが。。。こちらも改善が必要。
結果


ぐらつきは少しマシになりました。

バイスで部材を挟んで、斜めカットなどもできます。

切りくずや火花が飛んでいくので、バケツで受けています。

大部分はバケツで回収されて、作業後の掃除が多少楽になります。
木材カット用の刃

ネット検索してみると、ディスクグラインダーに木材カット用の刃を装着して使うのは、非常に危険!だからやるべきではない、という説明をよく目にしました。
直接手で持って扱うには噛みこんだり、跳ねたり、でその通りと思います。

が、この装置につけて使用する分には使えるのではないかと考えて、思い切って購入してみました。

コーナンで約100mm径の刃を買って開封してみると、取付穴のサイズが異なることが判明。
真鍮の丸棒から切り出して、O.D=φ20とI.D=φ15のリングを製作。厚みを刃よりも少しだけ薄く製作。これをはめ込んで固定してみました。
杉の薄板の切断


杉はもともと柔らかい木材ですが、

撫でるくらいの感触ですっぱりと切れました。これは楽です。