 | 1994年に刊行されて第6回小説すばる新人賞に輝き、発売部数が100万部を突破して人気女性作家となった村山由佳の出世作となった、ベストセラー恋愛小説「天使の卵 エンジェルス・エッグ」を、今が旬の人気若手俳優たちの共演で映画化した作品です。 思わず一目惚れしてしまった年上の女性に、一途な愛情を捧げる青年を市川隼人が熱演していました。そんな彼を前にして戸惑う女心を、対照的な姉妹に扮した小西真奈美と沢尻エリカちゃんがそれぞれ切なく好演していました、監督は「鉄人28号」「あの空をおぼえてる」の冨樫森です。
一本槍歩太(市川隼人)は、美大志望の19歳の浪人。一足先に大学生となった夏姫(沢尻エリカ)という同年配のガールフレンドがいながら、歩太は、ある日満員電車でふと出会った美しい年上の女性に一目惚れしてしまう。以来、その女性の面影が忘れられず、脳裏に焼きついた彼女の横顔をスケッチに描き続ける歩太だったが、数日後、病院に入院中の父直規(北村想)を見舞いに訪れた彼は、思いがけずそこで彼女と再会。奇しくもその女性は、なんと夏姫の姉の春妃(小西真奈美)で…。
村山由佳の同名ベストセラーを「非・バランス」「ごめん」の冨樫森監督が映画化した恋愛ドラマです、主演は「チェケラッチョ!!」の市原隼人と「UDON」の小西真奈美、共演に「パッチギ!」の沢尻エリカチャンや“ミス・あんパンマン”の戸田恵子さん。
美大を目指して浪人中の市原隼人演じる一本槍歩太は、一足先に大学生となった沢尻エリカ演じる斉藤夏姫と恋人同士です。 しかしある日満員電車の中で出会った小西真奈美演じる年上の女性に一目惚れして以来、その女性のことが忘れられずにいた歩太でしたが思わぬかたちで再会することに。 精神を病んで入院している歩太の父北村想演じる直規の新たな担当医として彼女が現れたのでした、五堂春妃といってなんと夏姫の姉だったのです。 次第に春妃への秘めたる想いを抑えきれなくなる歩太でしたが、春妃にはピュアで一途な歩太の気持ちを受け止めることができないある理由がありました・・・。
本当に“天使”という形容詞がこの映画でもピッタリの小西真奈美さん、沢尻エリカちゃんも『別に』発言でイメージ・ダウンしちゃいましたが本当に演技は抜群ですね、市原隼人も戸田恵子さんや2人に引っ張らたように頑張っていました。
電車でコニタンみたいな女性に出逢えば誰だって心を奪われるよと思ってしまいますが、沢尻エリカちゃんから恋人を奪える程の美貌と知識を兼ね備えているのは姉役のコニタンぐらいでしょう、物語は歩太と夏姫たちが現在と過去を振り返るような形で進んでいきます、しかしなんでコニタンはこんなに魅力的なんですかね、黒目がちで“豆柴”みたいだからなんですかね?
コニタン演じる春妃が歩太の父親の主治医に代わり父親は回復して仮退院しますが直規は自殺、以前の夫も同じように亡くしていて責任を感じてしまう春妃でしたが前向きで一途な歩太に惹かれていきます、しかし春妃には夏姫を裏切れないある秘密があるのですが・・・。
『卵は天からの手紙』という春妃の言葉も素敵でしたが春妃の表情も素晴らしかった、“天使の卵”のエピソードや夏姫のことなど女性陣の頑張りは見事、健康でいること・生きていることの素晴らしさと意義を改めて認識させられました、お勧めします。
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