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「ナンバー23」をお勧めします。

ジム・キャリー、ホラーでも頑張ってますね。

画像:nummber23L.jpg説明
平凡な人生を送る男がふと手にした1冊の本。そこには、彼によく似た劇中人物が“23”という数字の不思議な魔力に取り憑かれて人生を狂わせ、数奇な運命を辿る様子が鮮烈に描き出されていました・・・。
得意のコメディだけでなく、一方では「エターナル・サンシャイン」などシリアスな演技にも挑戦しているジム・キャリーが、今回は1人2役の熱演で観客をパラレル・ワールドの迷宮へいざないます。共演は「サイドウェイ」のヴァージニア・マドセンにローナ・ミトラら。監督は「フォーン・ブース」、「オペラ座の怪人」のジョエル・シュマッカー。


 動物管理局に勤める平凡な男、ウォルター・スパロウ(ジム・キャリー)。誕生日である2月3日、彼は妻アガサ(ヴァージニア・マドセン)から“ナンバー23”という殺人ミステリーの本をプレゼントされる。その小説には、まるでウォルターそのものと思える主人公が登場し、“23”という数字が持つ奇妙な謎に取り憑かれて人生を狂わし、破滅へと向かう姿が描かれていた。やがてウォルターは、自分に関係するあらゆる情報も“23”に符合している事実に愕然とし、自分も物語の主人公と同じ運命を辿るという強迫観念に囚われてしまうのだったが…。


“23”という数字の謎に取り付かれてしまい、破滅の道をたどる男の戦慄の顛末を描くスリラーでした。
『エターナル・サンシャイン』のジム・キャリーが一人二役を熱演していました外、エリザベス・シューからバトンタッチしたヴァージニア・マドセンが頑張っていました。
動物管理局に勤めるジム・キャリー演じるウォルターは誕生日に、ヴァージニア・マドセン演じるアガサに『ナンバー23』という本をプレゼントされます。
その日にネッドという野良犬に腕を噛まれたウォルターは、『ナンバー23』の本を読んでいくうちに段々主人公のフィンガリングというのは自分のことで、本に出て来るファブリツィオが妻のアガサのことだと思うようになり、“第23章”が白紙のその本に惑わされて現実と空想の世界の境界線が分からなくなっていきます・・・。
“ラテン語は23文字”や“テンプル騎士団の歴代総長23人”などなるほどと思わされる半面、“シーザーの差し傷23”や“元大統領のクリントンやブッシュの名前の文字数23”とかも出てきて、それはこじつけだろとツッコミを入れてやりたくなりましたが、主人公のウォルターが本を読んでおかしくなっていくのも分かる気もしました。
だいたい『ナンバー23』の著者の名前が“トップシー・クレッツ”なんていうのはおかしいですよね、日本の“たま出版”や情報エンターテイメント紙“東京スポーツ”くらい妖しいです。
息子のロビンが白紙のページに私書箱が書いてあるのを発見し、『ナンバー23』の作者と思われた老人が自殺を計ってアガサが老人に着いたとき、『ナサニエル教会の精神科療養施設』のことを老人が死ぬ間際にアガサに教えます、1人でアガサは乗り込もうとしますが・・・。
まぁまぁでしたかね、ヴァージニア・マドセンは『キャンディ・マン』の頃から大好きですし、『トゥルーマン・ショウ』や『エターナル・サンシャイン』などの真面目なジム・キャリーも好きですが、今回は『ミステリー以上、ホラー映画以下』といった感じでしょうか。
数字の“23”だけで良くここまで造り上げたものです、“罪は自らの身に及ぶ 民数記32章23項”だとか、役者陣も頑張りました、お勧めします。