 | ルトガー・ハウアーが殺人鬼ヒッチハイカーを演じた85年のサスペンス・スリラーを、最近は「トランスフォーマー」等の監督作のみならず「テキサス・チェーンソー」「悪魔の棲む家」と、お馴染みの人気ホラーの現代版リメイクを相次いでプロデュースして大活躍している、マイケル・ベイのプロデュースでリメイクされたものです。 荒野のハイウェイで見知らぬ男性を同乗させてしまったばかりに、恐怖のどん底に突き落とされてしまう学生カップルの姿を、スケールアップしたカースタントとアクションで描いています。主演のヒッチハイカー役には「スタンド・アップ」のショーン・ビーン、共演は「モテる男のコロし方」のソフィア・ブッシュ、ニール・マクドノーにザカリー・ナイトンなど。監督はミュージックビデオ界で活躍し、本作で劇場用映画デビューとなったデイヴ・マイヤーズです。
春休み、ニューメキシコのハヴァス湖めざしてドライブに出発した、大学生の熱愛カップル、ジム(ザカリー・ナイトン)とグレース(ソフィア・ブッシュ)。あいにくの土砂降り雨の中、深夜のハイウェイを走っている途中、彼らの車は行く手に立ちふさがっていた1人の男を危うく轢きかける。その先のガソリンスタンドでひと休みしている間に再び男とめぐり会った2人は、雨中に彼を置き去りにした罪悪感から、ジョン(ショーン・ビーン)と名乗るその男を近くのモーテルまで乗せることにするが……。
86年にC・トーマス・ハウエルとルトガー・ハウアーによる、同名映画のリメイクで戦慄のサスペンス・アクションです。 今回は『殺人ヒッチハイカー』にショーン・ビーン、巻き込まれて殺人ヒッチハイカーに立ち向かうヒロインにソフィア・ブッシュが頑張っています。 土砂降りの夜に若いカップルが荒野の高速で、見知らぬ男を車に乗せたことから悪夢のような事件に巻き込まれて行きます。 オールズモビル442を駆ってソフィア・ブッシュ演じるグレースと夏休みにハヴァス湖へ向かう彼氏のジム、土砂降りの中で車が故障して止まっていたショーン・ビーン演じるジョン・ライダーを、グレースとジムはひきそうになって逃げてしまいます。 ジョン・ライダーはグレースとジムを追って色々な所に追ってきて、2人はジョン・ライダーに殺された親子を助けようとしますが警察に疑われ捕まってしまいますが、ニューメキシコの警部補のエスターリッジが異常者の存在に気が付いて・・・。 ショーン・ビーンは最近『スタンド・アップ』や『サイレント・ヒル』に『ロード・オブ・ザ・リング』など、いい人の役も上手いことが分かってからはこういった“サイコ野郎”の役が減りましたが、やっぱりこういう“サイコ野郎”は上手いし迫力ありますよね。 今回は『ヒッチャー』のリメイク版の『いかれヒッチ・ハイカー』役でしたが、彼の恐ろしさや異常者ぶりは遺憾なく発揮されていましたが、もっと“サイコ野郎”でも良かったんじゃないかと思いました、せっかくヒッチャーのヒッチ・ハイカーなのに勿体無い気もしました。 ソフィア・ブッシュも彼氏のジム君と“ヒッチャー”から逃げる役でしたが、ソフィアはグレースとして頑張っていたんじゃないかと思います、特にジム君がやられた後半の活躍ぶりは立派でしたが時間が短すぎて残念でした。 ルトガー・ハウアーの『ヒッチャー』はあまり怖くは無かったですが、こうしてみるとルトガー・ハウアーのヒッチ・ハイカーは恐ろしく異常で凄みがあったんだなぁと思わされました、”死を賭けた恐怖の鬼ごっこ”的な感じが今回は少し弱かったですかね、ショーン・ビーンという最高の存在があっただけに残念な気がしました。 ソフィア・ブッシュの頑張りも良かったですが時間が短かったし、色々やろうとし過ぎたので上手くまとまっていないように感じました、でもなかなか良かったかな、お勧めします。
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