 | 米国でも大ヒットし、それがTVアニメやアメコミになるなど数々の伝説を残した日本の玩具が、スピルバーグとマイケル・ベイ監督(「アルマゲドン」)という大物同士の顔合わせで超大作映画になりました。 世界的に評価が高い日本のロボット玩具の“変身”を、いかに表現するかに注目が集まりましたが、メカ←→ロボットの変身のスピーディかつ緻密な描写と、超ロボット生命体同士の対決シーンなどベイ監督らしいド派手な映像の連発で期待通りになりました。出演は08年に「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」出演で、さらにスターとなったシャイア・ラブーフ。共演にミーガン・フォックスにジョン・ヴォイト、ジョン・タトゥーロにジョシュ・デュアメルなどです。ルーカス率いるVFX工房ILMが、最新CG技術をフルに発揮していました。
ある日、中東カタールの米軍基地に未確認ヘリコプターが着陸、突然ロボット型へと変形し無差別に攻撃し始める。また、飛行中の米国大統領専用機エアフォースワン内では何者かが侵入し、機密情報が驚異的なスピードでハッキングされる事態に。ただならぬ状況と判断した政府は、内密に分析と対策に取り掛かる。そんな中、高校生のサム(シャイア・ラブーフ)は父親ロン(ケヴィン・ダン)から車を買ってもらう。そしてその車は、ある日ロボットへ変形し、やがて同じようなロボットたちがサムの目の前に姿を現わすのだった。彼らとその対抗組織が地球に落ちた“キューブ”というものを探し求めており、どうやらサムがそのカギを握っているというのだが…。
日本製玩具から生まれた人気アニメを、スティーヴン・スピルバーグ制作総指揮で『アルマゲドン』のマイケル・ベイ監督という、超豪華な布陣で映画化したSFアクション大作でした。 あらゆる機器やマシンに“変化=トランスフォーム”できる宇宙生命体が、地球を舞台に善と悪に分かれて一大バトルを展開していました。 ルーカス率いるVFX工房ILMが最新CG技術をフルに投入した、驚天動地の映像に加え『インディアナ・ジョーンズ4』のシャイア・ラブーフや、ミーガン・フォックスらの充実したキャストも見ものです。 『キューブ』『オールスパーク』をめぐってエイリアン・ロボット同士が善と悪に別れて戦います。 シャイア・ラブーフ演じるサム・ウィトウィッキーは父親に車を買ってもらいますが、“俺を買え”と言わんばかりの不思議な車を買います。サムが大好きなミーガン・フォックス演じるミカエルは車のメカニックに詳しい女の子、やがてサムの車は無人で動くようになり宇宙(そら)から光る物体の“オートボット”が降ってきます・・・。 来年には続編の公開予定もあるらしいのですがこの映画が日本発だったとは知らなかった、これって日本のゲームがそもそもの始まりなんだそうですね、最近はゲームやアメ・コミや原作があるものの映画化ばかりですからね。 アメリカで発表されてコミックスやアニメーションになったものを、スピルバーグが実像で映画にしたら面白いのじゃないかということでマイケル・ベイと組み、VFXはルーカスにやらせようと製作したものらしいです。 確かにサイド・ストーリーもあってシャイア・ラブーフやミーガン・フォックス、そしてジョン・ボイトやジョン・タトゥーロにタイリース・ギブソンに、ジョシュ・デュアメルにレイチェル・テイラーにバーニー・マックら脇役陣の演技も良かったですが、この特撮・映像はとにかくスゴイの一言ですね 。 “オプティマス・プライム”のオートボット対“メガトロン”のティセプティコン、それに後半は人間たちも加わって怒涛のバトル・アクション・シーン満載の映画でした。 SFアクション映画は大好きでこの手の映画のファンでもありますが、こんな車が意志を持った巨大ロボットに変身する映画なんて初めてでしたし、SFアクション映画ファンじゃなくても楽しる作品でした。 いやいや、“驚異の映像”とはこのことなんですね、ツッコミどころは沢山ありましたが見ている時はタダ興奮、アメリカで大ヒットしたのも納得のいく作品でした、こんなに感動できる映画だとは思いませんでした、お勧めします。
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