 | 女子中高生から圧倒的な支持を受け、ケータイ小説ブームを巻き起こした美嘉のベストセラーを映画化した作品です。 映画初主演の新垣結衣と、TV「ごくせん」などで人気の三浦春馬が共演を果たし予想を遙かに越える40億円近い興行収入を記録、2007年の邦画興行ランキング6位という快挙を成し遂げました。 突然の恋からレイプ、妊娠、流産と過酷な運命に飲み込まれてゆくヒロインを、高校生らしい演技で挑んだ新垣結衣の熱演が見ものかな。Mr. Childrenの主題歌、新垣結衣自身の歌う挿入歌も話題を呼びました。監督はTV「3年B組金八先生」などの演出家・今井夏木。
平凡な高校1年生の美嘉(新垣結衣)は、図書室に携帯電話を置き忘れたことをきっかけに、同級生のヒロ(三浦春馬)と知り合う。それまでまともな恋を知らなかった美嘉だったが、電話で語り合ううちヒロの優しさに惹かれ、やがて2人の恋は燃え上がる。だが一方、ヒロの新たな恋を知った元恋人の咲(臼田あさ美)は、彼を奪った美嘉を激しく逆恨みし、学校の内外で執拗な嫌がらせを始める。そんなある日、咲の策略にはまった美嘉は男たちに襲われてしまう……。
原作者の美嘉の実体験をもとにしたケータイ小説の映画化で、大ヒットを記録した純愛物語です。
イジメや妊娠など数々の試練に教われながらも、少年への愛を貫くひとりの女子高生の一途な想いが若者の心をとらえて、圧倒的な支持を受けた作品ですよね、これもお手並み拝見と言ったところでした。
ヒロインには『恋するマドリ』の新垣結衣が扮し、その想い人を三浦春馬が演じていて彼女の全てを受け入れる大学生役を小出恵介、香里奈さんも出ていて若手俳優陣の熱演が物語をさらにドラマチックに盛り上げていましたね。
7年前に高校一年生だったガッキー演じる美嘉は友達の亜矢らと毎日青春の日々、夏休み前のある日携帯電話を落とした美嘉はある謎の男の子に携帯電話を拾ってもらいますが、夏休みになって謎の男の子から毎日のように電話がかかってくるようになりました。 新学期になって謎の男の子に会うチャンスがやってきましたが、その相手は亜矢が好きになった男の子の友達の金髪にピアスの男の子でした。 やがて美嘉はその三浦春馬演じるヒロを好きになり2人は一つに、美嘉はヒロの子供を身ごもり2人は産む気になりますがヒロの元カノの臼田あさ美演じる咲の邪魔に遭い、美嘉は流産してしまいやがてヒロは美嘉を避けるようになっていきます・・・。
金髪にピアスの男に純粋な高校一年生の女の子が恋をするのかと、正直思いましたがヒロ役の三浦春馬くんは思っていたよりもしっかりしていてなかなか良かったと思います、僕は男子校だったし大学は男子クラスだったので共学ってこんな感じなのかなと思いながら観ていました。
なにもかもひっくるめて美嘉を優しく包み込もうとする小出恵介君が良かった、でもやっぱり本当に優しい男はちょっと不良のイケメンには勝てないのかな、盛り上げ方は(観たことないけど)韓流ドラマのようにドラマチックな展開でしたが、もう少し時間をかけているのなら恋愛部分を丁寧にして欲しかったです。
美嘉が流産して新学年になるときにヒロがある事を隠して、美嘉を遠ざけますがもう少し丁寧に見てみたかった気がしました、クリスマス・イヴに亡くなった子のお見舞いをしてすぐ新学年ではちょっと納得がいかなかったかな? それから咲という子と付き合っていて、急に美嘉みたいなタイプの女の子と付き合うというのも納得行きませんでした、最近の高校生の恋愛ってあんなものなのかな。
あと美嘉があんなに優しくて指輪まで受け取った優をあんなに簡単に捨てて、ヒロに走って行く理由が今ひとつ理解出来ないから感情移入がもう一つ出来ない、2人の結びつきの強さを言葉じゃなく態度や仕草でこちらに伝えて欲しかったです。僕がすきだ好きだった『だいすき!』でも、香里奈さんと共演した臼田あさ美チャンが咲役で出ていました、可愛らしかったですね。
浅野ゆう子さんが美嘉のお母さん役で、麻生祐未さんがヒロのお母さん役、僕らの青春時代にはヒロインだったのでなんか寂しいですよ。
悪くは無かったですが大ヒットした作品にしてはもう少し、感動も出来るしそこそこいいんだけど『これが若者のスタイル』と言われてしまうと寂しいです、お勧めします。 |