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「ボーン・アルティメイタム」をお勧めします。

マット・デイモン、“ジェイソン・ボーン”の最終章です。

画像:bourneultimatum.jpg説明
過去の記憶はないが常人を超越した戦闘能力を持つ元スパイの主人公、ボーンの戦いが遂に最終章へと向かいます。第2作も監督した「ユナイテッド93」のポール・グリーングラス監督が、手持ちカメラを多用し3500とも4000ともいわれる膨大なカット(通常の映画の数倍)を畳みかけ、スピード感・臨場感は圧巻の迫力です。
アカデミー賞で編集賞など3部門に輝いたのは高い技術の証明で、《007》以来のスパイ映画の歴史を一新しかねない傑作となりました。シリーズ完結編とされていますが、人気シリーズなので第4作への期待は大です、僕はまたマット・デイモンの“ジェイソン・ボーン”が見たいです。因みに“アルティメイタム”とは最後通告のこと、主演は勿論“ジェイソン・ボーン”のマット・デイモン、ジュリア・スタイルズにデヴィッド・ストラザーン、ジョーン・アレンスにコット・グレンにダニエル・ブリュールまで出ていました。


 CIAの極秘計画“トレッドストーン”によって過去の記憶を消され、究極の暗殺者にされたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。彼はその過去の断片を辿りながら、全てを明らかにしようと奔走していた。そんなある日、イギリスの大手新聞ガーディアンにボーンの記事が載る。その担当記者ロス(パディ・コンシダイン)が、CIAの内部告発に基づいて、トレッドストーンのアップグレードとなる“ブラックブライアー”という計画に関する取材を進めていたのだった。ロンドン支局からその情報を聞いたニューヨークのCIA対テロ極秘調査局長ヴォーゼン(デヴィッド・ストラザーン)は、ただちに現地要員へロスの監視と尾行を指示。また同じ頃、この新聞を目にしたボーンもロンドンへ飛び、監視を巧みにかわしながらロスと接触するのだが…。


記憶を失った元CIA諜報員のマット・デイモン演じるジェイソン・ボーンが、自分の存在証明を求めて闘う大ヒット・アクション・シリーズの第3弾で、完結編「ボーン・アルティメイタム」です。
第3弾の『ボーン・アルティメイタム』では、ついにボーンの過去と陰謀の全貌が明らかになります、手持ちカメラを多様した映像はスピード感・臨場感とも圧巻のデキでした。
記憶を失って“自分探しの旅”に出たマット・デイモン演じるジェイソン・ボーンは、前回のラストのロシアのモスクワから動き出します、警察から逃れたボーンはパリに行きロンドン・スペインのマドリッドにモロッコのタンジールと足を伸ばしていきます。
CIAではジョアン・アレン演じるパメラやスコット・グレン演じるクレイマーCIA長官が中心となり、“ジェイソン・ボーン”作戦が始まりますがデビッド・ストラザーン演じるノア・ヴォーゼンも加わます、マドリッドでジュリア・スタイルズ演じるニッキー・パーソンズがまた登場してジェイソン・ボーンに味方します。
どの街でもド派手なアクションを展開しながらの移動になります、ロンドンでのアクションも凄かったですがモロッコのタンジールでのアクションも強烈でした、並の諜報員ならボーンも強いですが相手は“暗殺者”を仕事とするテッシュという男は強かった、ニッキーも助太刀しますがこれがまた強くて流石のボーンも手こずります。
恋人のフランカ・ポテンテ演じるマリーの兄役でダニエル・ブリュールが出てきます、ワン・シーンのみの出演なんて贅沢な使われ方だなぁと思っていたら、結構他にも少ない登場シーンでイイ役の人はいました。
ボーンを悲しい被害者として生きて捉えたいパメラと、殺してでも“ジェイソン・ボーン”を始末したいクレイマーCIA長官やヴォーゼン達、その違いも面白いですがついにボーンはニューヨークのCIAの本部に乗りこむ決心をします。
監督のポール・グリーングラスは、「観客が求めているのは胸にせまる感動あり、度肝を抜くアクションありの、知的なスパイ映画だ」と言ってました、その通りにカー・チェイスありマット・デイモンのキレのあるアクションあり、冷静で賢明な行動力のある演技にはただただ感動してしまいました。
『リプリー』や『グッド・ウィル・ハンティング』の頃のポッチャリ体型が懐かしいです、仲良しのベン・アフレックもアクション俳優としても追い抜いてしまいましたね。
果たして“ジェイソン・ボーン”の誕生の秘密・ジェイソン・ボーンの本名とはなんなのか、“ブラックブライアー”計画とは、ニューヨークの“ジェイソン・ボーン”誕生の場所で待つアルバート博士とは、それらの答えが明らかになるのも見応えありますがラストのジュリア・スタイルズの表情も良かったです、お勧めします。