 | 第1作「〜呪われた海賊たち」が全世界で約6億5000万ドル、第2作「〜デッドマンズ・チェスト」が同じく約10億60000万ドルを稼いだメガヒット・シリーズ!! この第3作も全世界で計10億ドル近い興収を記録して、巨大スケールの冒険に魅力にあふれたキャラたちなど、引き続いて見どころがぎっしり詰まっていました。 ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイといったおなじみの主要キャストに加え、デップが役作りの参考にした《ザ・ローリング・ストーンズ》のキース・リチャーズや、アジアの星チョウ・ユンファの初出演も話題です。ストーリーは一応の決着を見せ、これで3部作完結とされていますが、超人気シリーズゆえ第4作の可能性は否定できないかもしれませんね。
デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)の心臓を手中に収め強大な支配力を得た東インド会社のベケット卿(トム・ホランダー)は、世界制覇を目論み次々と海賊たちを撃破、ついに海賊の時代は終焉を迎えようとしていた。そこで海賊たちは、最後の望みである“伝説の海賊”9人を招集し、世界中の海賊たちによる全面対決に挑むことに。しかし、その9人のうちのひとりが生死不明のジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)だと判明。やがて、ウィル(オーランド・ブルーム)やエリザベス(キーラ・ナイトレイ)たちは、溺死した船乗りが囚われているという“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”にジャックがいると確信し、救出に向かうのだが…。
テレビドラマ『CSI』シリーズや『アルマゲドン』などの名プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが放つ海洋アドベンチャー『パイレーツ・オブ・カリビアン』の、ご存知“ディズニーランドのカリブの海賊”をモチーフにした作品の最終章です。 “世界の果て”へと放り込まれたジョニー・デップ演じるジャック・スパロウの救出、ビル・ナイ演じる深海の悪霊デイヴィ・ジョーンズの心臓をめぐる東インド会社との攻防、海賊たちと世界征服を企む英国のベケット卿との最後の決戦を描いています。 ジョニー・デップにオーランド・ブルームにキーラ・ナイトレイといった、主要キャストが一斉に顔をそろえるだけでなくキース・リチャーズや、アジアの代表としてチョウ・ユンファに『ラブ・アクチュアリー』以降冴えに冴えてるビル・ナイも元気でした。 いきなり東インド会社のベケット卿による海賊に関わった者達への絞首刑のシーンから映画はスタート、今回の目玉の一つのチョウ・ユンファ演じるサオ・フェン率いるシンガポールの海賊から、オーリー演じるウィルが海図を奪うところから始まります。 エリザベスが沢山の拳銃を隠し持っていて、それを全部出させられるんですがその数が非常に多くて笑えました。 色々な人も言っていましたがこの映画はちょっと長いかもしれませんね、2時間49分もあるんですが『前半の1時間はいらないと思う』なんておすぎさんも言ってました、でもデイヴィ・ジョーンズの“海の墓場”からジャック・スパロウを救い出すシーンは面白かったし、沢山のジョニー・Dがコミカルな演技をするシーンや石が○○になるシーンも面白かった。ジャックが海図の謎を解いて『緑の閃光』を見るために、船を揺らして船を立て直すシーンも迫力がありました。 ナオミ・ハリス演じるティア・ダルマが“カリプソ”という結構大きな役割を担っていたり、キース・リチャーズが面白い役柄で堂々と出て来たりしていて、シリーズで楽しみにしてきた僕のような人間にはたまらない作品になりました。 後半の東インド会社とデイヴィ・ジョーンズの心臓の入った箱を東インド会社に奪われてしまい、イヤイヤ仲間になった幽霊船フライング・ダッチマン号の合併軍と、キャプテン・ジャック・スパロウとウィルにエリザベス、キャプテン・バルボッサらと世界の海賊のボス6人の連合軍との戦いは見ものでした。 今回もジョニー・デップの演技も冴えていました、前作よりも活躍度や露出度が少なくなったからこの作品が興行的に、後半イマイチになってしまったんでしょうが良かったと思いますよ。 そして最大の収穫はオーリーとキーラ・ナイトレイの大活躍でしょうかね、特にオーリーは前半はおとなしめでしたが後半爆発的な活躍を見せてくれていました。 ビル・ナイのデイヴィ・ジョーンズも一瞬素顔に戻りますし、名前が無くて心配していたステラン・スカルスゲールドも出てきます、チョウ・ユンファは期待外れでしたが素晴らしい『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最終章に相応しい作品でした、エンドロールの後のシーンが一番カッコ良かったです、お勧めします。
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