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「Re:DIAL リダイアル」●をお勧めします。

「Re:DIAL リダイアル」、侮れないデキです!!

画像:redial01.jpg説明
違い電話をきっかけに連続殺人鬼の恐怖にさらされるシチュエーション・サスペンスの傑作です。閉じ込められているわけではないのに、自分の住むアパートから逃れることができず、電話が鳴るごとに殺人を犯しながらヒタヒタと近づいてくる殺人鬼への恐怖をリアルに描きだしています。
特に殺人鬼の正体が明かされる衝撃のラストは秀逸、ロバート・デ・ニーロが主催するトライベッカ映画祭に正式出品され、そのクオリティの高さがうかがえる作品でした。
「エルム街の悪夢」と「13日の金曜日」2大恐怖映画の主人公が対決する、「フレディVSジェイソン」に出演するなど、恐怖映画の女王として地位を確立しているモニカ・キーナが主演。彼女の"恐怖演技"は、観るものを果てしない恐怖へ引きずり込んでいくようでした。


 一人住まいの女性ニコール(モニカ・キーナ)は、うっかり電話番号をミスダイヤルし、間違い電話をかけてしまう。ところが、つながったその相手は連続殺人鬼だった。
彼女は次々と起こる殺人事件に巻き込まれるように、殺人鬼から逃れることはできない・・・。殺人鬼は電話で彼女をののしりながら、動揺させながら、まるで楽しむかのように彼女の住む州へ、そして街へ近づいてくる。
ついに彼女の住まいの玄関にたどり着いたとき、身辺警護を依頼した刑事や警官たちは殺人鬼から彼女を守りきることができるのだろうか?そして、驚くべき連続殺人鬼の正体は・・・・。


間違い電話をきっかけに連続殺人鬼の恐怖にさらされる、「フレディvsジェイソン」などの“新・恐怖映画の女王”モニカ・キーナが、恐怖の殺人鬼に襲われる女性を熱演した映画です、ラストのドンデン返しもなかなか痛快なホラー映画でした。
一人住まいの大学院生のモニカ・キーナ演じるニコールは、母親と元カレのクリスの話しをしているうちにうっかり“クリスティーン”という人に間違い電話をかけてしまいます、その後相手の男にリダイアルされて暫く話しますが切ってもしつこく掛けてきます。
次の日ケビン・チャップマン演じるフランク刑事が訪ねてきて『オーバートン警察に頼まれてかた、クリスティーンという女性が死んで君の電話番号が残っていた』と言われます。
彼女は次々と“ジョー”の起こす殺人事件に巻き込まれて殺人鬼はニコールを追いつめて行きます、殺人鬼は電話で彼女を罵り動揺させながらまるで楽しむかのように、ゆっくりと確実にニコールの住む州・街へと近付いてきます、FBIから特別捜査官のプロファイリングが派遣されて来たりします。
果たして刑事達はニコールを最後まで守ることが出来るでしょうか?そしてラストへ行くにつれてわかってくる意外な犯人とは?
これは完全な“密室劇”ではありませんでしたが登場人物が少なく、主役のニコールと刑事のフランクに“ジョー”と名乗る犯人とプロファイリングのプロのライト捜査官ぐらいしか出てきません、ある意味“密室劇”と言えるものかもしれませんね。
ラストのドンデン返しが見ものだとしつこく聞かされた上に、意外な犯人とのことだったので『真犯人は○○で、ラストはこうじゃなきゃいいな』と思っていたました、なんパターンも考えていましたがドンぴしゃに当たってしまってちょっと複雑な心境でした。
『俺もホラー映画をダテに沢山見ていないな』と思う反面、『もっとドンデン返しなら、こちらが考え付かないラストにして欲しかった』とも感じました、しかし“ドンデン返し”や“意外な真犯人”の事を考えなければ凄く良くできたホラー映画だと思いました、ストーリーの中にそれらしい小ネタもインサートしてありましたしね。
この少ないキャストにこの“省エネ”とも言える配役にこのお話で、極めて素晴らしい一級のホラー・サスペンス映画を仕上げたなと思いました、ニコール役のモニカ・キーナも頑張っていましたね、お勧めします。