 | ブルース・ウィリスが大スターへと飛躍するきっかけとなった人気シリーズの、12年ぶりの続編となるサスペンス・アクションです。けっしてスーパーヒーローでなく、自分の不運を嘆きながらも全力で窮地を突破していくのが共感を呼ぶジョン・マクレーンが、待望の復活を果たしました。 敵はこれまでの強者どもと一味違い、インターネットなどを駆使したサイバー・テロの一味。デジタルが苦手な旧世代派マクレーンが、苦境でグチりながらも悪戦苦闘する姿が笑いと興奮を呼ぶあたり、シリーズの伝統と進化を思わせてくれますかね?! 活劇としてもデジタル技術を駆使(監督は「アンダーワールド」のレン・ワイズマン)しながら、共演女優マギー・Qのアクションなど、アナログ的な見せ方も重視しているようでした。メアリー・エリザベス・ウィンステッドにジャスティン・ロング、クリフ・カーティスにティモシー・オリファントなどが共演しています。
アメリカ独立記念日の前夜。ワシントンDCのFBI本部に、何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入り、ブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始される。一方その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補(ブルース・ウィリス)は、久しく顔を見ていない娘ルーシー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に会うため、ニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。しかし、意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちするマクレーン。おまけに、たまたまそこにいたばかりに、上司から、近くに住むマット(ジャスティン・ロング)というハッカーをFBI本部のボウマン(クリフ・カーティス)まで連行せよ、とのヤボ用まで仰せつかるハメに。不承不承マットのアパートへと向かうマクレーンだったが、それは、またもや始まる不運の序章にすぎなかった…。
ブルース・ウィリスの代表作にしてアクション映画の金字塔である、『ダイ・ハード』が12年ぶりに帰ってきました、「ロッキー・ザ・ファイナル」のスタローンや「インディアナ・ジョーンズ」のハリソンに続いて、初老の男優が大アクション・シリーズに挑みます。 デジタルを駆使してアメリカの都市機能を完全に麻痺させる、サイバーテロ集団に“世界で最も運の悪い刑事”ジョン・マクレーンが挑みます。 ブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーンはワシントンD.C.のサイバー保安課を襲った“サイバー・テロ”の参考人で、ハッカーのジャスティン・ロング演じるマシュー(マット)をクリフ・カーティス演じるボウマンの要請でFBI本部に連行することに、出向いたマットのアパートでテロ組織による銃弾襲撃にあいます。 一時はテロの仲間だったマットは『ファイヤー・セーフ』だと言い、ティモシー・オリファント演じるトーマス・ガブリエルの仕業だと知ってジョン・マクレーンと一緒に、コンピューターを駆使して仕掛けてくる頭脳明晰な連中を相手に、ジョンとマットは2人きりで果敢に立ち向かいます。 僕のようなほぼアナログな人間には何が始まったか判らないうちに、話がドンドン進んでいってド派手なアクションもバンバン出てきます、トンネル内での車の飛んでくるシーンや自動車で飛行機を撃ち落とすシーン、後半のF35とジョンのトラックとのバトルも迫力満点でした。 トーマス達テロ組織はコンピューターを使ってあの手この手で各都市の機能を破壊していきますが、映画は被害を受けたであろうアメリカ全土を置きざりにしてジョンとマシューだけを追い続けてます。これについては批判も多いみたいですが僕は実に『ダイ・ハード』的で良かったと思いました、でもナカトミ・ビルやダレス空港を舞台にしていた『ダイ・ハードの精神』は薄れてしまったように感じました、ジョン・マクレーンはスーパー・ヒーローでいいんですが、一作目や二作目よりも“スーパー・ヒーロー度”やアクションは上がったけど、事件への巻き込まれ具合や人間臭さは薄まってしまったように感じます。 マギー・Qは『ミッション・イン・ポッシブルV』よりも綺麗で色っぽくなってました、強さも更にパワーアップしていて途中までは大活躍でした、しかしいくらコンピューターを駆使する元FBIだとは言え、悪の主役が彼では迫力不足だった気がします。 愛妻のホリーとは離婚してしまっていて僕はボニー・ベデリアとは、もう『ダイ・ハード シリーズ』では会えないでしょう、その代わりに娘のルーシー役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドが登場してくれています、彼女は相当可愛く綺麗な女性になってましたね。 『ダイ・ハード4.0』はアクション映画としては面白かったです、『ダイ・ハード シリーズ』としてはどうかは、あなたが判断してください、お勧めします。 |