 | 「スクリーム」シリーズでお馴染みの監督ウェス・クレイヴン&脚本K・ウィリアムソンがまたもやタッグを組み、「ペネロピ」「モンスター」の人気女優クリスティーナ・リッチ&「ドーソンズ・クリーク」のジョシュア・ジャクソンを主役陣に迎えて、新たに放ったホラー・サスペンス・コメディです。 若い観客をターゲットにした作品らしく、“狼男伝説”を物語の軸に、スプラッターや学園青春コメディなど、さまざまな要素をちりばめて気軽に見て楽しめるエンターテインメントに仕上げていました。
満月の夜。ロサンゼルスのTV局に勤めるエリー(クリスティーナ・リッチ)とその弟ジミー(ジョシュア・ジャクソン)は愛犬ジッパーを車に乗せてマルホランド・ドライブを走行中、突然何かがフロントガラスに衝突し、はずみで対向車に激突してしまう。その後、エリーとジミーは何者かに襲われ、対向車の女性は惨殺死体となって発見される。この夜を境に、姉弟は自分たちの身体を不思議な能力に支配され始める。驚異的な身体能力とセクシーな魅力を発揮するようになった2人だったが、その突然の変化に周囲はおろか、本人たちも当惑する。やがてそのパワーはますます制御不能になっていく…。
全世界を震え上がらせた『スクリーム』シリーズのウェス・クレイヴンと、ケヴィン・ウィリアムソンの監督&脚本コンビによる“オオカミ男伝説”を、ベースにしたちょっと笑えるホラー映画でした。 謎の獣に襲われたことを機に身体に変化が生まれて、不気味な殺人事件に巻き込まれる姉弟の姿を描いています、『スクリーム』にも通じるようなユーモアと恐怖は健在でしたね。 姉のエリーにクリスティーナ・リッチが扮し、弟のジミーにジョシュア・ジャクソンがあたっています、クリスティーナ・リッチは大好きな女優さんなので楽しみにしていました。 両親を亡くした姉弟のジミーとエリー。ジミーとエリーが車で帰る途中に何かにぶつかられて事故に遭い、相手は車もろとも崖下に落ちますがエリーとジミーは助けに行きます。エリーは嫌な空気を察知してジミーを急がせます、なんとかジミーは女性を助け出しますが何か大きな獣に襲われて女性は噛み殺されて、ジミーは胸をひっかかれエリーは腕を噛まれます。その日からエリーとジミーのまわりでは奇妙な事が起こり始めて、ジミーは“オオカミ男”伝説のサイトや本を信じて自分たちは呪われたと思います、反論するエリーも血の匂いや味に敏感になってしまい“オオカミ男”になってしまったのではと、段々思うようになって行きます・・・。 急にエリーが嗅覚が鋭くなって『いい匂いがする』と他人の“血”の香りに敏感になったり、冒頭でジェイクの知り合いのベッキーとジェニーに『危険が迫っている』と注意した霊媒師に、手の獣の跡を注意されてやはり『危険が迫っている』と預言されます、見ている僕らも2人が“オオカミ人間”になってしまったと思ってしまうツクリになってました。 自分が“オオカミ男”になったと思い込むジミーは、レスリング部のイジメっ子の部長ポーに果敢に挑戦します。 『狼男モノ』は『狼男アメリカン』や『ハウリング』に『ウルフ』と、色々名作はありますがこれはコメディ色の強い『狼男アメリカン』タイプでしたね、意外な人が犯人だったりもっと意外な展開になっていったり、特殊メイクはもう少しでしたしクリスティーナ・リッチの“狼女”姿も見てみたかったです。 しかし何故こんなにクリスティーナ・リッチに惹かれるのでしょう、『アダムス・ファミリー』や『キャスパー』の頃から可愛いいと思っていましたが、やっぱりあの黒い長い髪と丸い頭やグラマラスなトコロにやられてしまっているのかな? なんかコメディ・ホラーでしたが割といいデキでした、僕みたいなリッチ・ファンには必見のホラー・コメディ映画でした、お勧めします。
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