 | 赤ずきんやピノキオなどの童話からディズニーの名作、その時々のヒット映画までパロディを満載し、世界中でメガヒットを記録するCGアニメの第3弾です。 緑の怪物シュレックと愛妻フィオナ姫にロバのドンキー、そして前作から加わった長ぐつをはいた猫という仲間たちがまたしても大騒動を巻き起こします。 今回のテーマは“お世継ぎ”。“遠い遠い国”の王位継承とフィオナ姫のおめでた、2つの跡継ぎ騒動が展開します。フィオナ姫やシンデレラたちによる“プリンセス5”と、宿敵チャーミング王子率いるおとぎ話の悪役軍団の大バトルは必笑かな??相変わらず声優陣の豪華さは、群を抜いていましたね。
“遠い遠い国”で幸せな生活を送っていたシュレック(声:マイク・マイヤーズ)とフィオナ(声:キャメロン・ディアス)。だがある日、ハロルド国王(声:ジョン・クリーズ)が病に倒れてしまい、なんとシュレックが後継者に指名される事態に。しかし王様なんてまっぴらごめんのシュレックは、もう一人の正統な後継者“アーサー”(声:ジャスティン・ティンバーレイク)の存在を知ると、いつもの仲間と共に彼を探す旅に出る。また、フィオナのオメデタも知らされ気もそぞろなシュレック。やがて、一行はアーサーに対面。しかし、彼は頼りない軟弱な高校生だった。一方、王国では、王位を狙っているチャーミング王子(声:ルパート・エヴェレット)が、おとぎ話の悪役たちをけしかけ、国を制圧しようとしていた。フィオナは他の姫たちと“プリンセス5”を結成し、迎え撃つのだが…。
歴代アニメーション作品の全米オープニング興収第1位という快挙を遂げた、人気アニメーション作品シリーズの第3弾です、回を重ねる毎にレベルが下がって来ているので今回もどこマデ落ちているのか心配でした。 国王の後継者にも関わらず王様になりたくないシュレックが、ロバのドンキーに長靴をはいたネコなどお馴染みの面々と共にもう一人の王位継承者、フィオナ姫の従兄弟のアーサーを探す旅に出ます。 人気シンガーで当時のフィオナ姫の声役のキャメロン・ディアスの恋人の、ジャスティン・ティンバーレイクが冴えない王位継承者アーサーの声を務めて話題になりましたね、今回もマイク・マイヤーズやエディ・マーフィにキャメロン・ディアス、アントニオ・バンデラスにジュリー・アンドリュースら豪華俳優陣が声優に当たっていました。 遠い遠い国のフィオナ姫とシュレックは、国王のフィオナの父親カエルのハロルドが病気で亡くなってしまい、遺言でシュレックに跡を継いで国を治めて欲しいと言われます。当然国王になんかなりたくないシュレックは、唯一もう1人の王位継承者であるフィオナ姫の従兄弟のアーサーを探しに行きます、フィオナ姫は船でシュレック達が旅立とうとした時に妊娠した事を告げます。 そんな時プリンス・チャーミングが“めでたしめでたし物語の国”建国のため、フック船長ら悪役達をそそのかして『遠い遠い国』を乗っ取り、フィオナ姫やシュレックを始末しようと手ぐすね引いて待ち構えていました・・・。 この『ドリーム・ワークス』は“反ディズニー”がモットーなので、今回も“これでもか”っていうくらいにそういった場面やセリフが出てきますが、なんか鼻に付いて嫌になるくらいにウザったいです。 『ハッピー・エバー・アフター=めでたしめでたし』をバカにし過ぎ、どうもディズニー作品を意識し過ぎてしまっていて見ているこちらも不快な気分になります、アーサーやマーリンの描き方もいい加減でした。 その時の白雪姫やシンデレラ達の描き方が酷い、『マダガスカル』の時も言ったんだけどこのドリーム・ワークスは反ディズニーはいいんだけど、物凄く独善的でブッシュ政権みたいでした。他のディズニー作品や原作の物語をバカにしているみたいで、『シュレック1』の頃の“王子様やお姫様はブサイクだっていいじゃない”の精神を忘れてしまっているみたい、“他はどうでも”から“単なるディズニー作品に悪口を言おう”に変わってしまったようですね。 シュレック・ジュニアが沢山産まれて悪夢にうなされるシュレックや、白雪姫が“移民の歌”を歌うシーンなど面白いところもあるのに勿体無かったです、単なる“パロディ映画”のようでしたがそれなりに楽しめました、お勧めします。
|