 | シリーズ第5作の映画化となる本作は、ハリーと闇の帝王ヴォルデモート卿の運命に関する予言が明かされるなど、クライマックスへの伏線が張られた重要なパートとなりました。 ヴォルデモート卿に対抗する秘密組織“不死鳥の騎士団”、そしてハリーと仲間たちが結成した“ダンブルドア軍団”の活躍を主軸に、新たな登場人物を加えたハリーたちの恋や青春模様も綴られていまする。ハリー役のダニエル・ラドクリフを始め、ルパート・グリントにエマ・ワトソンら主要人物を演じる若手スターたちの成長も見どころです。他にもゲイリー・オールドマンにマイケル・ガンボンにレイフ・ファインズ、ヘレナ・ボナム=カーターにイメルダ・スタウントンにアラン・リックマンなど、ベテラン勢も頑張っています。
ホグワーツ魔法学校の5年生に進級したハリー(ダニエル・ラドクリフ)はある日、人間界で魔法を使ってしまい、魔法界を追放されかねない立場に追い込まれる。ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の復活が起因と証言したダンブルドア校長 (マイケル・ガンボン)のおかげで処罰を免れたハリー。しかし、魔法省は、ダンブルドアは魔法大臣の地位を横取りするために嘘の証言をしたと勘ぐり、防衛術を教える女教師ドローレス(イメルダ・スタウントン)を学校全体の監視役として送り込んでくるのだった。一方、ヴォルデモートは仲間を集め、ハリーたちを陥れようと暗躍し始める。その兆しを誰よりも早く察知していたハリーは、ロン(ルパート・グリント)やハーマイオニー(エマ・ワトソン)たちと秘かに“ダンブルドア軍団”を結成するが…。
魔法学校ホグワーツで繰り広げられる、ハリー・ポッターとその仲間達の活躍を描く人気シリーズの第五弾です。 ハリーたちが邪悪なヴォルデモート郷を相手に、秘密同盟“不死鳥の騎士団”と協力して闘います、“不死鳥の騎士団”ならぬ“ダンブルドア軍団”も面白かったです。 「ハリー・ポッター」もシリーズ第5作目になりましたが、3作目の『アズカバンの囚人』の頃からダークな雰囲気が増してきて、僕の好きな感じの映画になってきましたね。しかし以前僕が指摘した『見ていない者・興味のない者は置いていく』感は健在でしたね、今回もオープニングから“ダーク”な雰囲気満載で大変良かったですが、やっぱり『知らない者は容赦なくほったらかし』な感じが今回もしていました。 ハリーを演じるダニエル・ラドクリフ君もロンを演じるルパート・グリント君にハーマイオニーを演じるエマ・ワトソンも、第1作に比べたらもう立派な大人と言っていいでしょう、というかもうかなりアダルトに近いヤング・マンなんで早くこの役から解放してあげたい気もしました。 今回は5作の中で一番の出来栄えかもしれませんね、とにかくハリーとレイフ・ファインズ演じるヴォルデモートの強い絆ってことでダークサイドの面が強く前面に出てきます、ハリーの父親の真の姿も初めて明かされたりもします。 5年生になる前の夏休み、いとこのダドリーとやり合っていると俄かに一点掻き曇り、ディメンターがふたりに襲いかかってきてハリーはやむなく魔法を使ってしまいます。このことで魔法省の尋問会に呼ばれてしまい、なんとしてもハリーを追放したい・ヴォルデモート卿の復活を否定したい魔法省のファッジ大臣ですが、ダンブルドア校長や仲間の助けでなんとか無罪放免に。 ホグワーツに戻ったハリーは孤立無援におちいり、ヴォルデモート復活の話はハリーの作り話だと噂します、でそんな中魔法省はホグワーツに新任教師ドローレスを送り込んで、学校に恐怖政治を敷こうとしてきました。はたしてハリーの運命は・・・。 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」はシリウスのゲイリー・オールドマンにダンブルドアのマイケル・ガンボン、ヴォルデモートのレイフ・ファインズにヘレナ・ボナム=カーターなどイギリスの実力派スターで脇を固め、若い俳優さんたちを引き立てています。魔法省の“意地悪女”ドローレスを演じるイメルダ・スタウントンもピンクの衣装で大活躍、演出もスピード感があって大満足でした、ただここまでくるとハリー・ロン・ハーマイオニーや仲間達の存在が薄まって来ちゃうのは仕方ないですかね。 ハリーのキス・シーンも話題でしたが、ストーリー自体も面白くてそのうち“理力=フォース”とか言い出して欲しいです、お勧めします。 |