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「大帝の剣」をお勧めします。

「オリハルコン」と聞くと、ドラクエを思い出します。

画像:taiteinoken.jpg説明
地球外金属オリハルコンによって作られた“三種の神器”、それを手にしたものは、世界を征する力を得るという言い伝えがある。神器を巡る豊臣残党と徳川方の争いに宇宙生命体が加わり、奇想天外、荒唐無稽の大争奪戦が繰り広げられるSF伝奇アクションです。
「陰陽師」の作家・夢枕獏による小説を、「20世紀少年」も話題の堤幸彦監督が映画化しました。原作はまだ続刊中のため、映画版は小説をベースとしながら独自の展開を辿っています。
身の丈ほどもある大剣を構えた主人公には「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」の阿部寛、共演は長谷川京子や脚本家でもある宮藤官九郎、黒木メイサチャンに竹内力、津川雅彦などとても豪華でした。

 

 三代将軍家光の時代。並はずれた巨体の剣士・源九郎(阿部寛)は、地球外金属・オリハルコンで作られた神器・大帝の剣を背負って諸国を旅していた。神器は他に2つ存在し、“三種の神器”すべてを手にしたものは世界を征するほどの力を得られるという。ある時、源九郎は豊臣の血を引くため幕府から追われる姫・舞(長谷川京子)とお供の忍者・佐助(宮藤官九郎)を救い、その縁で道中を共にすることになる。だがその矢先、やはり神器を探す宇宙生命体・ラン(長谷川京子 二役)が地球に飛来し、舞に取り憑いてしまった。一行はそれぞれの思惑から神器を探す旅を続けるのだが……。


夢枕獏の怪奇小説を『コラ・トン』や『トリック』の堤幸彦監督が、コミカルな要素をふんだんに取り入れたアドベンチャー・アクション作品です、とにかくハチャメチャで破天荒で有り得ない展開の連続でしたが、阿部チャンの主演作でこれくらいぶっ飛んだ作品が見てみたかったので良かったです。
すべて揃えた者に強大な力が授けられるという“三種の神器”をめぐり、阿部チャン演じる巨漢の剣豪源九郎と宇宙人が寄生した長谷川京子演じる舞姫に舞姫に寄生したラン、舞姫のお供謎佐助のクドカンや剣士黒木メイサ演じる牡丹に忍者の杉本彩演じる姫夜見に竹内力演じる破顔坊らが、壮絶な争奪戦を繰り広げています。
時代劇に宇宙船という有り得ない設定と江守徹さんが案内役となり物語が始まります、真田幸村と豊臣家の残党の舞姫が徳川を倒そうと立ち上がった時に、源九郎という大きな男が“オリハルコン”で出来た大きな刀を担いで現れます、その時宇宙船が2体空から落ちてきて中から奇妙な色をした物体が・・・。
もうとにかくハチャメチャなストーリーだし展開もドタバタ、多分原作は夢枕獏さんのことですからしっかりしているんでしょうが、こんな悪く言えば大雑把な映画で楽しめたのは出演者たちの頑張りと監督堤幸彦の力なんですかね?
主演の阿部チャンのキャラクターも大変面白い設定でしたし、ハセキョーのお姫様と宇宙からの寄生生物にクドカンの頑張りも良かった、出演者たちは津川雅彦さんや本田博太郎に竹内力や六平直政らも必ずと言っていい程小ネタを挟んでくれましたしね。
船木が出演していたのにも驚かされましたが、謎の剣士だった黒木メイサちゃんの正体が○○だったのもビックリ!!日本史の教科書無視のつくりは面白くて痛快でした、欲を言えば杉本彩姉さんのセクシー・シーンを増やしても良かったかな??
宇宙からの謎の生物の正体ももっと詳しく知りたかったですが、阿部チャンはトコトン格好良かったしハセキョーお姫様も可愛くてクドカンの佐助も面白い、オリハルコンとかは途中からどうでも良くなりましたが最後までしっかりしてましたね。
邦画にもこの位ぶっ飛んだ作品があっていいです、エンターテイメントに徹した作品で皆さん面白く楽しそうにやってました、お勧めします。