 | 2000年度の「このミステリーがすごい!」で、海外小説第1位に選ばれるなど好評を博した原作は、以前から映画化に適しているといわれていたそうです。 今回はストイックな一流シューターである主人公スワガーの年齢をぐっと下げ、「ディパーテッド」のマーク・ウォールバーグが精悍に熱演していました。 原作にあった銃器類の仔細な描写は省略されつつも、長距離射撃のシーンや銃撃戦はリアルかつ迫力たっぷりに描かれ、ガン・アクション好きにも好評な作品に仕上がっていたと思います。結末も原作とやや異なるそうですが、全体的に痛快な仕上がりでとても楽しめた作品でした。 監督は「キング・アーサー」のアントワーン・フークア、共演に「リーサル・ウェポン」のダニー・グローヴァーや「ルール 封印された都市伝説」のケイト・マーラ、「ワールド・トレード・センター」のマイケル・ペーニャなど。
アフリカの小国エリトリアで相棒のドニーと偵察任務に就いていた米海兵隊の敏腕狙撃手ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)。しかし、両軍の衝突が拡大、不測の事態に司令部は敵陣に取り残された2人を見捨てて撤収、混乱の中でドニーは命を落とす。3年後、スワガーは一線を退き、愛犬サムとワイオミングの山中で隠遁生活を送っていた。そんなある日、彼の元に退役したアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローヴァー)とその部下たちが訪ねてくる。そして、遊説を予定している大統領の暗殺が企てられていると語り、スワガーの経験から犯人が狙撃を計画している都市を特定してほしい、と要請してくるのだった。やがて、その都市をフィラデルフィアに絞り、演説の当日、現場で監視にあたるスワガーだったが…。
『ディパーテッド』のマーク・ウォールバーグ扮する一流狙撃手ボブが、国家的陰謀に単身挑むアクション・サスペンス映画でした、マーク・ウォールバーグはいい役者さんになりましたね。 原作は「このミステリーがすごい!」の海外小説第1位に選ばれた、スティーヴン・ハンターの『極大射程』という作品だそうです、長距離射撃や銃撃戦シーンはリアルで迫力ありましたが、スピード感溢れる展開と後半のスワガーの猛烈な復讐劇が見ものです。 主演のマーク・ウォールバーグは皆さん『最近低迷していたけど、“ディパーティッド”で復活した』と言われてますね、おすぎさんもそんな風に言っていましたが僕はそうは思っていません、マイナーな作品や地味な作品に多く出演していましたが彼は『ブギー・ナイツ』の頃から変わらず一流でした。 マーク・ウォールバーグ演じるボブ・リー・スワガーはエチオピアで海兵隊員でアメリカ軍を守る一流の狙撃手でしたが、置き去りにされて相棒の観測手“スポッター”のドニーが殺されて除隊、3年後の今は山奥で愛犬のサムと平和に暮らしていました。 そこへダニー・グローバー演じるジョンソン大佐がやってきて、大統領暗殺計画の情報を入手したので2週間以内に大統領暗殺計画をたててくれと言われます、愛国心を揺さぶられて渋々承諾したスワガーは大統領が暗殺されそうな都市のうちボルチモアとワシントンDCは無理でフィラデルフィアだと答えます、観測者“スポッター”をやってくれと頼まれた彼は突然仲間に撃たれて暗殺者の汚名を着せられてしまうことに・・・・。 そこから彼はドニーの元妻のケイト・マーラ演じるサラや、新米FBI捜査官のマイケル・ペーニャ演じるメンフィス等と共に復讐を始めます。 「24 TWENTY FOUR (シーズン V )」や「ルール 封印された都市伝説」にも出演していて、必ず大物になると言ったケイト・マーラが、ドニーの元妻でスワガーを助けるサラ役を熱演していました。やっぱりケイトは可愛いですね〜、敵に捕まってしまいますがラストはボノに鉄槌をくだします。 「ワールド・トレード・センター」でもヒメノを好演していたマイケル・ペーニャが、スワガー唯一の仲間となる新人のニック・メンフィス捜査官を好演していました、彼の普通っぽさが凄くいいですよね、ニックの上司のアンナ役のローナ・ミトラも良かったです。 好きな俳優さんのイライアス・コティーズも出てました、ダニー・グローヴァーも悪役でしたがイライアスの場合は顔がコワいから仕方ないですかね、ネッド・ビーティも久々に元気な姿を見せてくれた気がします。 『こんな題名の映画なんて面白いはずがない』と思ってましたが面白かったです、スワガーとジョンソン大佐の意外な繋がりも明らかになって極上のサスペンス・アクションに仕上がっていました、モンタナ州に“ボーズマン”という地名があることもわかりました、お勧めします。 |