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「アーサーとミニモイの不思議な国」をお勧めします。

心配しましたが、面白い作品でした。

画像:artherandminimoys0552.jpg説明
消えた祖父と秘宝を探して、少年と小さなミニモイ族の冒険が展開するファンタジー・アドベンチャーです。「レオン」の人気監督リュック・ベッソンが、自ら手がけたベストセラー絵本を大作映画化したものです。人間の世界は実写で、ミニモイの住むミクロの世界はCGで描かれているという作品です。小さな裏庭を舞台に繰り広げられる、ミクロの世界の巨大な冒険に注目です。
出演は主人公アーサーに「チャーリーとチョコレート工場」の子役フレディ・ハイモア、共演に大女優ミア・ファロー。さらにミニモイたちの声でマドンナやデヴィッド・ボウイ、ロバート・デ・ニーロにハーヴェイ・カイテルと豪華キャストが揃っています。


 好奇心旺盛な10歳の少年アーサー(フレディ・ハイモア)は、4年前に失踪した冒険家の祖父が残した古い書物を読み漁り、お祖母ちゃん(ミア・ファロー)と暮らしながら冒険家を夢見ていた。だがある時、家の借金返済期日が2日後に迫っており、立ち退きの危機にあることを知らされる。祖父がアフリカから持ってきて裏庭に埋めたはずのルビーを借金の返済に充てれば助かるようだが、それも見つからない。そんな中、アーサーは裏庭に宝物が隠されていることを示す地図を発見。そこには体長2ミリの民族“ミニモイ族”が住む地下世界があり、宝物を得るには“7つの王国”に行かなければならないようだ。さらに、祖父がその世界で行方不明になったことを知ったアーサーは、祖父と家族の危機を救うため、自らその未知なる世界に入っていくのだが…。


『TAXi4』のリュック・ベッソン監督が自著である児童文学シリーズを、色鮮やかな映像作品に変換しました、リュック・ベッソンの作った絵本というのも大変興味の湧くものでしたが、いったいどんな映画になるのか楽しみでしたからね。
冒険を夢見る少年アーサーが家族の経済危機を救うため、体長2ミリのミニモイ族が暮らす地下の国へと旅立ちます、『TAXi4』がイマイチだったのでこの映画は面白いのだろうかと心配でしたが、実写と3Dアニメーションを融合させた今回はとても面白くてロマンチックな物語になりました。
名子役(なんかダコタやオスメント君以来名子役が増えたな〜)フレディ・ハイモアの熱演も見事でしたが、マドンナの声によるヒロインのセレニア王女にデヴィッド・ボウイのマルタザール、デ・ニーロのミニモイ族族長といった大物俳優たちが声優を務めているのも最近の流行りも面白かった、特にマドンナとデヴィッド・ボウイには参りました。
声優陣だけでなくアーサーのおばあちゃん役のミア・ファローも見事でした、ミア・ファローもおばあちゃん役かと思うとなんか悲しくもなりましたが。
アーサーが“ジュリアス・シーザー”のシーザーを“シーザー・サラダ”のシーザーと間違えたのは面白かったです、アーサーは好奇心旺盛で頭の良い元気で明るい男の子でした、アーサーが暮らしている家を家賃滞納でダヴィドさんに追い出されそうになりますが、その苦境を乗り越えるためにアーサーはボゴ・マタサライ族の友達ミニモイ族におじいちゃんのアーチボルトが貰ったルビーを探します。
ボゴ・マタサライ族の助けを借りてミニモイ族の王国に入り込んだアーサー、ミニモイ族の王女セレニアや王子ベタメッシュらと共に、7つの王国を巡って闇の都ネクロポリスで“悪魔M”のマルタザールを打ち倒し、宝物を探し出して無事に庭から家に辿り着けるのでしょうか?アーサーとセレニア王女の関係はどうなるのでしょうか?
アーサー王の剣の伝説ともかけてあったり、スター・ウォーズの戦闘シーンみたいな場面も出てきたりしてとても楽しい作品でした、なんかリュック・ベッソン作品としても意外な感じを受けましたが面白かった、『レオン』以来の彼の傑作ではなかったですかね。
『スター・ウォーズ』や『ミクロ・キッズ』、『アンツ』などのアニメーション良作の良いところを合わせたような作品でした、お勧めします。