>>一覧  >>修正   前へ<<  >>次へ


「スローター 死霊の生贄」をお勧めします。

B級ホラーにしては、上々!!

画像:slaughter1185795606.jpg説明
一夜にして魔界と化した古き館 封印された呪文が今解き放たれる・・・・。
当時19歳のサム・ライミ監督がパワー全開で挑んだ恐るべきデビュー作であり、世界中でたちまち話題となったB級ホラーの快作「死霊のはらわた」を彷彿とさせる定番ホラーです、ホラーマニアによるホラー好きのためのホラー作品でした。
学生の一団が廃屋に眠っていた死霊を呼び覚ましてしまうという設定といい、次々とゾンビ化していく学生たちや顔が剥がれる残虐シーン、うごめく肉片などスプラッタ度は満点。「死霊の〜〜」ファンや”ホラー・マニア”や、ホラーが苦手な人も楽しめる作品になっていました。


 掃除のアルバイトとして古い館に赴いたデイナ・イギー・ブランドン・ラズ・ヘザー・タイラーら6人の学生たち。仕事に取り掛かかってすぐに、館に眠っていた古い書物を見つけた。“究極の魔の力を宿すための暗黒の呪文”と題されたその書物には、古代の悪霊を生き返らせる儀式についても記されていた・・・。以前8歳の子どもが体を切断されるという不可解な殺人事件が起きた“怨霊の館”・・・。館が建つ以前、この場所は墓場であって、ここは儀式を行う場所とされていたのだった。偶然にもこの“祭壇”に足を踏み入れ、“儀式”を再開させ知らぬ間に悪霊を呼び起こしてしまった彼ら・・・。顔を剥がされる者、首を切り落とされる者、浴槽に沈められる者、火で責められる者・・・。さっきまで仲間として共に戦ってきたはずが、つぎの瞬間には肉を求めて襲ってくる。生血を欲する死霊に身体を乗っ取られ次々と生贄となり、ついに追い詰められるが、はたして儀式を、闇の帝王の臣下にし人を喰う死霊を止められるのか・・・。


この作品はサム・ライミが若い頃に作った、『死霊のはらわた』のモデルになった作品だと思っていましたが、『死霊のはらわた』を彷彿とさせる“ホラーマニアによるホラー好きのためのホラー作品”との事でした、でもあんまり『死霊のはらわたのモノマネだ』と言われていたので心配しましたが面白い作品でした。
6人の学生達が廃屋に眠っていた死霊を呼び覚ましてしまい、次々とゾンビになっていく学生たちや顔が剥がれる残虐シーン、うごめく肉片といった『死霊のはらわた』まんま(と解説にも書いてありました)の映画を、いかに面白く見せてくれるかある意味楽しみな作品でした。
掃除のアルバイトとして集まった6人の学生達が“究極の魔の力を宿すための暗黒の呪文”を見つけ、魔物を蘇らせるための“儀式”をやってしまったために悪霊が蘇り、次々と襲われてさっきまで共に戦ってきた仲間が次の瞬間には襲ってきます、果たして彼等は“儀式”や闇の帝王の手下となって人を喰う死霊を止められるのでしょうか。
『死霊のはらわた』の真似真似と巷では言われていますが、この映画は映画でナカナカ面白くて独自のアイデアも見せてくれた面白い作品でしたよ、確かに『死霊のはらわた』をモデルにした感じはありましたが、最近の“新型の走るゾンビ”と“旧型ののろいゾンビ”の違いをパロっていたりして笑えました。
デイナ・イギー・ブランドン・ラズ・ヘザー・タイラーら6人のバイトの学生達が、雇い主のスティーブンスと部下のアレクサンドラに雇われて『怨霊の館』に足を踏み入れたことから惨劇が始まりますが、先ほど書いた“旧型と新型のゾンビ”の違いをパロディにしていたり、魔女が実体化して裸の醜い姿からキレイな裸の魔女に姿を変えた時にイギーが前を押さえたりして、笑いどころも沢山あって荒削りですが結構面白いコメディ・ホラーでした。
もう少し面白くなったかもといった残念感もありましたが、ラストもちょっとヒネってあったしB級ホラーにしては十分なデキだったと思いました、お勧めします。