 | 1950年代に始まり、長年にわたる人気を博したジャッキー・グリーソン主演のコメディドラマ「ハネムーナーズ」を基にしたリメイク作品です。主人公の名前などは同じですが、設定を白人から黒人のバス運転手に変更し、「バーバーショップ」「ディボース・ショウ」などのスタンダップ・コメディアン、セドリック・ジ・エンターテイナーをキャスティングしました。 家族思いだがやることなすことズレている主人公が、マイホーム資金を稼ごうとあの手この手で一攫千金を企てるが……。共演は「グッドボーイズ」のマイク・エップスに、「チアーズ!」のガブリエル・ユニオン、新作の「パニック」も好調な曲者ジョン・レグイザモなどです。 ニューヨークでバス運転手として働くラルフ(セドリック・ジ・エンターテイナー)は、いつか成功して妻を喜ばせようと一攫千金を夢見てばかりいた。そんなことよりささやかなマイホームを望む現実家の妻アリス(ガブリエル・ユニオン)は、知人が家を売りたがっていることを知り、2万ドルを頭金として用意すると約束する。アリスのあては虎の子の貯金だったが、一方、ラルフは競売に出されたビンテージの地下鉄車両を手に入れて一儲けしようと、妻に黙って貯金を全額つぎ込んでしまい……。
往年のテレビ・コメディをスタンダップ・コメディアンとしても活躍する、セドリック・ジ・エンターテイナー主演でリメイクした作品でした。 ニューヨークのバスの運転手をするやることなすことヘマばかりの男ラルフが、一攫千金を狙ってガブリエル・ユニオン演じる妻のアリスに黙って、全財産をヴィンテージの地下鉄車両購入に使ったことから大騒動になります。 セドリック・ジ・エンターティナーの主演作品はあまり評判は良くないですが、僕は割と好きだし脇役で出た時とかも好きですね、それよりもガブリエラ・ユニオンが『チアーズ!』の頃とはガラッと変わって良かったです、凄く色っぽくていい女の妻のアリスを魅力的に演じてました。 ラルフは1999年に回送中のバスにアリスを乗せたことから物語は始まりますが、Y2K問題の対処サバイバル・キットを持っているとアリスを口説きますが、そういえばコンピューターの2000年問題ってあったなぁと思い出しました、結局何も起こらなくて『大したこと無かったじゃん』と思った覚えがありました。 その時にお互いに将来の夢を語り合ったのですが、アリスはマイ・ホームにこだわっていてその気持ちがストーリーの核になります。 ラルフ達の周りにはおかしな人達が集まっています、下水工事専門のラルフの親友エドにアリスの親友トリキシーのノートン夫妻、開発業者のデービス役でエリック・ストルツが出ていたのはとても嬉しかったし、いかにも怪しそうなドッグ・トレーナーのドッジにジョン・レグイザモが出ていたのも良かったですね。 ラルフ達も2万ドルのマイ・ホームを考えてい無いわけではなく、ヴィンテージのバスを買ったのもそれで観光バスにして稼いで、念願のマイ・ホームを手に入れる資金にしようとラルフは思ったのです、しかしヴィンテージのバスを地上に引き上げるための資金を稼ごうとドッグ・レースなどに手を出していたのです。 果たしてラルフ達はドッグ・レースで賞金を稼ぐことが出来るのでしょうか、アリスやトリキシー念願の二階建てのマイ・ホームは手に入るのでしょうか、なかなか面白くて豪華なキャストの楽しい映画でした、お勧めします。
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