 | 密室に監禁された状態で意識を取り戻したものの、一時的に記憶喪失に陥っていて、なぜこのような状況に至ったのか、そして誰が味方で誰が敵なのかもよく分からない5人の男たち。そんな彼らの生き残りを懸けた壮絶な死闘を「パッション」のジム・カヴィーゼル、「父親たちの星条旗」のバリー・ペッパーら、男臭い実力個性派たちの競演でスリリングに描写していました。 「ソウ」シリーズ等、パズル風の密室スリラーが好きなサスペンス・ファンなら見逃せない仕上がりだと思います、これはこれで良かったかな。
古びた薬品倉庫の中に監禁された状態で、ふと意識を取り戻した5人の男たち。なぜかみな一時的に記憶喪失に陥っており、彼らが現状を把握するのには時間がかかるが、どうやら彼らのうちの2人が誘拐された人質で、残りの3人は誘拐犯の仲間であることが次第につかめてくる。突如電話が鳴り響き、誘拐犯のボスが日没までにそこに到来することが告げられる。その刻限が迫る中、5人の生き残りを懸けた戦いの火蓋が切って落とされ…。
切迫した状況下で目覚めた5人の男たちが、自らの記憶も敵味方の区別も定かではない中、決死のサバイバルが繰り広げる映画でしたが、設定から『ソウSAW』の影響を受けているんじゃないかなと感じました、ネットのページにもそんな感じの説明がありましたからね。 撃たれて怪我をしている者や縛られている者、手錠をされている者をはじめトリッキーな仕掛け満載でしたが、『SAWソウ』というこういった分野の優れた映画が前にあるので、どうしても影響を受けているのではないかなと思ってしまうんですよね、でもあちらはホラーでこちらはサスペンス・ミステリーと言った感じでした。 ジム・カヴィーゼルやブリジット・モイナハン、バリー・ペッパーにグレッグ・キニアにピーター・ストーメアと出演陣も豪華でしたね。 男たち5人は鉄格子と頑丈な鍵に守られた密室で目覚め、ガスのせいで自分の名前も何故ここにいるかも分からないままだという設定や、同時進行でブリジット・モイナハン演じるコールズ夫人が夫を助けるために誘拐犯に身代金を払うが、いとも簡単に犯人に逃げられてしまいます。 段々とガスの効力が薄れていくにつれて皆の記憶が明らかになっていって、バリー・ペッパーが自分が誘拐されたコールズ社長だと言うことを思い出します、手錠で繋がれた男が死ぬ間際にジム・カヴィーゼルとの思い出を話し、やがて身代金を取りに行っていた誘拐犯の仲間たちが帰ってきて・・・。 最初は『ソウSAW』の二番煎じかと思っていましたが、ドンデン返しの連続で最後までナカナカ読めない面白い作品に仕上がっていました、果たして潜入捜査官は誰でこの誘拐事件を考え出したのはいったい誰なのでしょうか、『ソウSAW』とは一味違った良くなってました。 カーティス刑事役にクレイン・クロフォードが当たっていましたが、久しぶりに彼が大きな役をやっていたのを見た気がします、なんか嬉しかったですがただやっぱり『ソウSAW』に最初の設定を似せてしまったのが残念でした。 かなり面白い作品でした、かなり最後まで展開を読ませない仕上がりの作品になっていましたね、お勧めします。 |