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「オーロラ」をお勧めします。

『眠れる森の美女』とは違う、オーロラ姫が出ていました。

画像:aurore.jpg説明
世界中のバレエ・ファンの憧れの的であるパリ・オペラ座のバレエ団にカメラを向け、その知られざる世界の内幕に迫ったドキュメンタリー、「エトワール」から6年。ニルス・タヴェルニエ監督が、再びパリ・オペラ座のトップ・ダンサーたちと組み、寓話劇仕立てで美と幻想の世界を紡ぎ出した、話題のダンス・ファンタジー映画です。王女役に抜擢された新星マルゴ・シャトリエが可憐な魅力を存分に披露し、観る者を夢幻的な世界へといざないます、王妃役のキャロル・ブーケも相変わらず美しくて気品がありました。


 踊りを禁じられた王国の美しい王女、オーロラ姫(マルゴ・シャトリエ)は、何よりも踊ることが大好き。王(フランソワ・ベルレアン)はそんな娘の様子に頭を痛めていた。おりしも財政難に陥り、王国の将来を案じた王は、姫を金持ちの国の王子に嫁がせて活路を見出そうと舞踏会を開催することを決心。舞踏会に招かれた異国の王子たちは、それぞれの国の踊りを披露して姫の心を勝ち得ようとする。けれども当の姫は、彼女の肖像画を描くべく宮廷にやってきた画家バンジャマン(ニコラ・ル・リッシュ)の青年と恋に落ち……。


踊ることを禁じられた国の王女の切なくも美しい恋物語を、『エトワール』のニルス・ダヴェルニエ監督が、パリ・オペラ座のトップ・ダンサーたちと組んだ素晴らしいダンス映画でした。
オーロラ姫と聞いて『眠れる森の美女』のような物語かと思いましたが全くの違った物語でしたね、踊ることを禁じられた国の王女が好きになったのはお姫様とは身分違いの貧しい画家のバンジャマンという青年、違う国の王子と財政難から政略結婚させられようとしているオーロラ姫に、果たして幸せは訪れるのでしょうか。
まずオーロラ姫役の新星マルゴ・シャトリエが可愛くて素晴らしかったです、思ったよりも幼くて可愛らしいという表現がピッタリきますかね、ダンスも素晴らしくて良かったし演技力もあって良かったです。王妃役のキャロル・ブーケも相変わらず美しくて気品があって素晴らしかったです、弟のソラル王子も健気で可愛かったかな。
ダンスがとても上手くて大好きなオーロラ姫が国の財政難から、舞踏会を開いて集まった裕福な王子と結婚させられるために、ドレスアップして画家に肖像画を描かせますがその時の画家のバンジャマンにオーロラ姫は淡い恋心を抱いてしまいます。
全ては王の側近役のティボール・ド・モンタランベールが自ら王になろうという策略であり本当は財産を横領していて、邪魔者の王妃にも毒を盛って殺しオーロラ姫の政略結婚を止めさせないようにします、王妃は最期にオーロラ姫に首飾りを遺し『踊ることを忘れないで』と言い遺して絶命してしまいます。
オーロラ姫は罪人として首飾りをバンジャマンの前で付けますが、バンジャマンは牢屋から逃げ出して森に逃げ込みますが果たして・・・?ソラル王子の『愛は命よりも強い』という言葉が印象的でした。
これも一種の悲劇でしたがもっと踊りに頼った映画になるのかなと思っていましたが、確かに踊りも多かったですがストーリーもしっかりしていて良かったです、お勧めします。