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「蟲師」をお勧めします。

オダジョーに蒼井優チャン、いいです。

画像:mushishi.jpg説明
TVアニメも評判を呼んだ漆原友紀の同名コミックを、「AKIRA」「スチームボーイ」の大友克洋監督が実写映画化したミステリアス・ファンタジーです。
妖しき生きもの“蟲”が存在した100年前の日本を舞台に、蟲を鎮め人々を癒す能力を持つ“蟲師”ギンコをめぐる神秘の物語が、膨大な労力を費やして行われたロケハンで見出された美しく幻想的な日本の原風景の中に綴られていました。
主演は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」のオダギリジョー、共演に江角マキコや大森南朋、蒼井優チャンなどが出ていました。


 100年前の日本。そこには、精霊でも幽霊でも物の怪でもない妖しき生き物“蟲”がいた。蟲は人間に取り憑き、不可解な自然現象を引き起こす。蟲の謎を紐解き、蟲に取り憑かれた人々を癒す能力を持つ者は“蟲師”と呼ばれた。自ら蟲を引き寄せる特異体質のギンコ(オダギリジョー)も、そんな蟲師の一人。日本中を旅しながら、各地で人々を癒してきた。ある時、彼は雪深い山の庄屋で、4本の異様な角が生えた少女・真火(守山玲愛)と出会い、彼女の病の原因を探る。その後ギンコは、蟲の力を文字に封じ込める不思議な女性・淡幽(蒼井優)の体に変異が起きたとの報せを受け、彼女のもとへと向かうが…。


『AKIRA』などの大友克洋監督が漆原友紀の人気コミックを、VFXを駆使した幻惑的な映像で摩訶不思議な世界観を造りだしましたね、アニメ化はされていたみたいですが良く実写化したと思いました。
人間に取り憑いては不可解な現象を引き起こす“蟲”という、妖しき生命体がいる100年前の日本を舞台に、“蟲”を鎮めて回る虫師ギンコの活躍を描いたものです。
オダジョーが銀髪の“蟲師ギンコ”に扮していましたが、『100年前に銀髪はどうなのよ』と思いましたが思っていたよりもおかしく無かったです、やっぱりオダジョーの前には“無謀”や“無理”といった言葉は意味が無くなりますね。
江角マキコさんは地蔵堂に住む“銀髪の片目の蟲師”ヌイを演じていて、ある行商人の親子が崖崩れで助かった少年ヨキとのエピソードが物語と平行してインサートされていました、『ひょっとしてコレってこういうこと?』と思ったらその通りでした、そのお話も面白かったですが江角マキコさんの“ヌイ”も良かったです。
虹を捕まえに来た男虹郎に大森南朋さんが当たっていますが、彼は虹を追うことを笑わなかったギンコと旅を同行する事になります、蒼井優チャン演じる代々変わった蟲に犯されてしまうという淡幽が、ギンコを知るような蟲師の夫婦に出会ってからおかしくなってしまいます。
蒼井優チャンはやっぱり素晴らしかったですね、『フラガール』とも全く違った役柄でしたが見事に“昔の日本の女性”を演じてました、虫に代々とりつかれた家系ですが“蟲”を殺したり封じたりした事を文字で記録するという難しい役柄でしたが、多くの監督さんが彼女を使いたがるのが分かるような気がしました。
淡幽を助けようとして“常闇”に犯されてしまったギンコ、果たして廃人のような状態から少しずつ脱したギンコ達はどうなるのでしょうか、アニメの方が良かったのかもしれませんが僕は結構面白く思いました、お勧めします。