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「幸せのちから」をお勧めします。

ウィル・スミス、親子共演です。

画像:happyness.jpg説明
全財産僅か21ドル。妻に見捨てられ、アパートを追い出され、ついにホームレス生活を余儀なくされた男は、幼い息子のため最後のチャンスに懸ける・・・。「アイ・アム・レジェンド」のウィル・スミスが、実の息子ジェイデン・クリストファーと親子共演を果たした感動のストーリーです。
数学が得意だったことを思い出した主人公は、ホームレス生活から抜け出すため証券会社の研修に望みを掛けます。しかし見習い期間は給料ゼロ、しかも本採用はおよそ20名のうちたったの1人。父子の絆は奇跡を生み出せるのでしょうか? 
スミス親子がさすがに息のあった共演ぶりで涙を誘います、監督は「リメンバー・ミー」のガブリエレ・ムッチーノ、タンディ・ニュートンなども共演していました。


 1981年、サンフランシスコ。クリス・ガードナー(ウィル・スミス)は高級医療機器のセールスマン。5歳になる息子クリストファー(ジェイデン・クリストファー・サイア・
スミス)は彼にとって何より大切な存在。実の父を知らずに育ったクリスは、愛する我が子には決して同じ思いをさせまいと心に誓っていた。しかし折からの不況で仕事は思うようにいかず、家賃の支払いもままならない。ついには愛想を尽かした妻リンダ(タンディ・ニュートン)に去られ、家賃滞納で自宅からも立ち退きを命じられてしまう。息子と安モーテルに引っ越したクリスは、一流証券会社の研修生となり、半年後にたった一人だけ採用となる正社員への道に最後の望みを託す。だが、その半年間は無給。やがてモーテルにも泊まれなくなった父子は、ついに過酷なホームレス生活を余儀なくされるのだったが・・・。


全財産21ドルから立ち上がった男の実録ドラマです、オスカー戦線でもウィル・スミス親子の競演と共に話題になりましたものね。
サンディ・ニュートン演じる妻リンダに見捨てられて家賃滞納でアパートを追い出されたウィル・スミス演じる主人公クリスが、幼い息子クリストファーの笑顔を守るために証券会社の研修生となって再起をかけます、果たして彼の夢であり希望でもある“幸せ”には無事にたどり着けるのでしょうか。
実話だということも手伝ってかホームレス生活を強いられた親子が、“幸せ”を信じて努力する姿が心に染みてくるようでした、実の父子共演だからこそここまで愛情や信頼が表現出来たのかもしれませんね。
クリスはフェラーリに乗るエリートの株の仲買人と出会い、クリスが証券会社の『養成プログラム』に参加する事でいっきに動き出します、無給で6ヶ月間も働かなければならないうえに合格者は20人に1人、リンダには愛想をつかされますがなんとか教会に泊まったりトイレに泊まったりして凌ぐ姿が印象的でした。
でも“夢を諦めなかった事・幸せになる事を諦めずにあがき続けた”結果、クリスとクリストファー親子には“幸せ”が微笑んでくれました、クリスを見習い研修に誘ってくれたジェイの存在も良かったですね。
やっぱり実話の持つ力というのは凄いですね、ウィル・スミスも主演男優賞にノミネートされていましたが親子共演の話題でノミネートか?なんて思ってましたが、実際の息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス相手に素晴らしい演技を見せてくれました、息子ジェイデン・クリストファーの演技も良かったです。
『バッド・ボーイズ』でメジャーになったウィル・スミスですが、マーティン・ローレンスも悪くはないですが評価が高い事が分かるような気がした作品でした、歌が歌えてカッコいいだけじゃなくて演技もとても上手です。
ルービックキューブが丁度出始めた時期で懐かしかったです、彼が物語を『この章は何々』といった風に紹介するアイデアも素晴らしかったです、余計な感動を煽るようなラストじゃなかったのも好感が持てました。
お勧めします、静かで穏やかな余韻が残る感動作でした、オスカーにノミネートされたのも分かるような気がしました。