 | 逃げ場のない刑務所内に取り残された生存者たちと、ゾンビの群れ。本脳のまま人肉を求めて“走りまわる”ゾンビたちから逃れるために、敵対関係だった看守と囚人と政府関係者が手を組んで闘いを挑むことになります。 まさに“ゾンビ版”の「要塞警察」&「アサルト13」とも言える傑作だったかな、獲物を求めて彷徨い続ける死者(ゾンビ)の群れ、生き残りたければ、ひたすら“走れ”!という感じの作品でした。
凶悪犯罪犯ばかりを収容しているハーウッド重警備刑務所に、ショットガンで4人の男女を次々に銃殺した容疑者、トラビス・ディー(ブランドン・ステイシー )が移送されてきた。収容された早々、体の不調を訴え医務室に運ばれたトラビスは医師ゴーリングにある秘密を打ち明かす。実験用のバイオ毒素に感染していて、もう助からないというのだ。そして症状が悪化した後、突然獣のように看守に襲い掛かったところを射殺されてしまう。 一方、トラビスの件で連絡を受けたCDC(疾病管理センター)のサマンサ・ベケット(ベイ・ブルーナー)がデータ収集のため刑務所へとやってくる。遺体の状況、またトラビスと一緒に移送されてきた囚人ジョニー(ブリック・ファイアストーン)から話を聞くうちに、信じがたい事実に突き当たる。感染した人間は長くは生きられず、さらに死んだのちゾンビとなって新鮮な肉を求めて、人間に襲い掛かるのだ。一刻も早く刑務所からの脱出を図ろうとするが、既に刑務所内は、ゾンビの群れが囚人、看守たちの人肉を貪り食らう地獄絵図と化していた!!
これは前評判が高かったのでかなり期待して観た作品です、評価も高かった作品でしたし看守&囚人vsゾンビ軍団の壮絶な闘いということでしたし、『ドーン・オブ・ザ・デッド』×『プリズン・ブレイク』が融合した、新感覚ゾンビ・アクション・ホラーとの歌い文句でしたからね。 重警備刑務所にやってきた具合の悪そうなトラヴィスが突然看守に襲いかかって射殺されてしまい、疾病管理センターのサマンサ・ベケットや囚人ジョニーは信じがたい事実に突き当たります。 期待していたよりも映像は綺麗では無かったですね、いかにも映画というよりもビデオ映画というかテレビドラマのような映像でした、でも僅か80分しかなかった映画時間で良くやったと思いました。走って素早く攻撃してくる最近のゾンビが、好きではない僕もこれは良く出来ていたなぁと思いました、でも「デッド・フライト」や「28日後・・・・」よりはちょっと落ちたかな?? 最初のゾンビにトラヴィス・ディーが感染して60分間の間に、息を吐く間もないくらいのゾンビ菌に感染した囚人たちがゾンビとなって、ゾンビ軍団対サマンサ+看守+囚人という地獄絵図が展開されていきます。 ここで出てくるのは僕の嫌いな“ダッシュ系”のゾンビですし、おまけにこれまた最近流行りの感染系で“毒素”によってゾンビに感染したゾンビが出てきます、でもこれだけ見せてくれたのはやっぱりスピーディーな展開と、観ているこちらに考える暇を与えないところが良かったですね。 ただ期待が大きすぎたのかちょっともの足りなかったですかね、ランニング・タイムも短かったしもう少しゾンビの活躍ぶりを見てみたかった気もしました、でも最近の『サバイバル・アクション・ゾンビ・ホラー』としてはかなりのデキだったと思います。『刑務所&ホラー』の組み合わせは、本当に面白いなぁと感じさせてくれる作品でした。 主役のサマンサが友近にそっくりだったのも笑えました、低予算なりの頑張りを感じさせてくれる映画でした、お勧めします。
|