 | ヘヴィ・ロック界の風雲児ロブ・ゾンビが、映画監督に初挑戦したホラー映画です。 殺人一家の館に迷い込んだ若者たちを、恐怖の殺人ショーが待ち受けます・・・・・。 もともとホラー映画に通じているばかりか、自身のアルバムのアートワークも手掛けるなど、イラストやデザインにも才能を発揮するロブ・ゾンビ監督ならではの、怪奇テイストと悪趣味満載の毒々しい極彩色の猟奇世界が展開します。 主演は「ハウス・オブ・ザ・デッド2」などの怪優シド・ヘイグに、「ザ・コンヴェント」のビル・モーズリィ、ロブ・ゾンビ監督の美しい奥さんシェリ・ムーン・ゾンビなど。
ハロウィン前夜。全米各地のユニークな場所を取材するため旅を続けていた4人の若者が、とある田舎町へとやって来る。給油のため立ち寄ったガソリンスタンドで、4人は併設されていた不気味な博物館を見学することに。有名な殺人鬼の犯行を再現した身の毛もよだつ展示を見て回った4人は、店のオーナーのキャプテン・スポールディング(シド・ヘイグ)からこの地に伝わる殺人鬼ドクター・サタン(ウォルター・フェラン)の伝説を聞き、教えられた場所へ向かって出発する。途中で美人のヒッチハイカーのベイビー・ファイアフライ(シェリ・ムーン・ゾンビ)を拾うが、その後車は立ち往生してしまう。困った4人は、ヒッチハイカーの家に避難させてもらうのだったが…。
順番が逆になってしまいましたが、やっとロブ・ゾンビ監督の『マーダー・ライド・ショー』を観ることが出来ました、ロブ・ゾンビ監督が『悪魔のいけにえ』にオマージュを捧げた作品です。 アメリカの田舎町を通った若者たち4人が、拷問を愛し殺人を繰り返した“ドクター・サタン”の伝説が残る街でガス欠、途中で拾った美人ヒッチハイカーの誘いで彼女の家を訪れ車の修理を頼むのですが・・・というお話でした。 オープニングからいかにもロブ・ゾンビ監督といった感じの趣向でしたね、シド・ヘイグがクラウンの格好をした“キャプテン・スポールディング”に扮していて、“文句を言う奴には屁をかます!”なんてTシャツを着て気持ちよさそうに暴れてました。 最初は“マーダー・ライド・ショー”に興奮していたジェリーやビル達も、『ドクター・サタン』のような本物の殺人一家を前にしては、“マーダー・ライド・ショー”を実演するような殺人一家にはなすすべなくやられてしまいます。 “ハロウィン”が重要な意味を持っていて、悪魔のような“殺人一家”と“チア・リーダー失踪事件”とが繋がっているんですが、やっぱり本家の『悪魔のいけにえ』にはかないませんでしたかね、音楽の選曲や使い方はいかにもロブ・ゾンビ監督らしかったですが。 『マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト』に出演していた、ロブ・ゾンビの美しい奥さんシェリ・ムーン・ゾンビにオーティスのビル・モーズリィなどが出ていて、『マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト』の存在を予感させてくれる映画でした、『デビルズ・リジェクト』の方が面白かったですが全く別物には感じませんでしたね。 タイニーが囚われたデニースに持ってきたシリアルの名前が、『アガサ・クリスピー』だったのは最高におかしかったです、かなり笑いと恐怖を盛り込んだ映画でしたがちょっと空回り気味の箇所も見られました。 でもまぁまぁ面白かった映画でした、『悪魔のいけにえ』には及ばなかったですが楽しめました、お勧めします。 |