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「トリスタンとイゾルデ」をお勧めします。

ジェームズ・フランコにソフィア・マイルズ、良かったですよ。

画像:tristan.jpg説明
有名なヨーロッパの古典的悲恋物語を、「グラディエーター」の巨匠リドリー・スコット製作総指揮で映画化した歴史ロマンスです。
イングランドの若き騎士トリスタンと、敵対するアイルランド王の娘イゾルデの禁じられた愛の物語が切なくもドラマチックに綴られます、この物語はシェークスピアの有名な悲恋『ロミオとジュリエット』のモデルになったそうです。主演は「スパイダーマン」シリーズのジェームズ・フランコとイギリスの新星ソフィア・マイルズ。共演に「ダークシティ」のルーファス・シーウェル。監督は「ロビン・フッド」「モンテ・クリスト伯」のケヴィン・レイノルズ。


ローマ帝国崩壊の後、いくつもの部族に分割されていたイギリスが、アイルランドの強権支配下に置かれていた暗黒時代。幼い頃に両親をアイルランド軍によって殺害されたトリスタン(ジェームズ・フランコ)は、コーンウォールの領主マーク(ルーファス・シーウェル)に育てられ、立派な青年騎士へと成長。憎き敵国アイルランドとの戦闘で勇猛果敢な働きを見せたものの、毒を塗った敵兵の刀に深手を負い、すっかり落命したものと思われたトリスタンは、葬礼用の舟に乗せられて沖合へ向けて送り出されることに。結局その舟はアイルランドの浜辺に漂着し、それを発見したアイルランド王の娘イゾルデ(ソフィア・マイルズ)の献身的な救命看護によって、トリスタンは奇蹟的に回復する。深く愛し合うようになったものの、いったん別れ別れとなった2人は、やがて運命の悪戯によって再会。しかしその時イゾルデは、アイルランド王の父が仕組んだ政略結婚によって、皮肉にもトリスタンの育ての父たるマークのもとへと嫁ぐ定めとなっていた…。


シェークスピアの有名な悲恋『ロミオとジュリエット』の、モデルとなった恋愛物語を映像化したものです。
敵国アイルランドの浜辺に漂着したイギリスの騎士トリスタン、彼はアイルランド王の娘イゾルデと愛し合うようになりますが、イゾルデはトリスタンの育ての親マークと政略結婚させられてしまうというお話しです。
禁断の愛に身を焦がすトリスタンには『スパイダーマン シリーズ』のジェームズ・フランコが、イゾルデにはソフィア・マイルズがあたっていました、やっぱりジェームズ・フランコは大物になってきましたね、幼い頃のトリスタンに『ラブ・アクチュアリー』などのトーマス・サングスターが当たってました。ソフィア・マイルズも良かったです、商品のように翻弄されながらもトリスタンを愛するイゾルデを熱演していました。
アイルランドがイギリスから独立しようとするドラマは沢山見ましたが、イギリスがアイルランドから独立しようとする逆の立場の映画はあんまり見たこと無かったですかね、ローマ帝国の衰退とともにこういうことになったみたいです。
トリスタンはアイルランド人に両親を殺されて自分も殺されかけた時にマーク王に救われ、彼の新しい家族となってメキメキと剣術の腕をあげていきます、マーク王をいつも悪役ばかりやらされるルーファス・シーウェルがやってますが、今回はイゾルデと政略結婚させられてしまいますがいい役だったので嬉しかったです。ショーン・ビーンみたいに、これからこういう役柄が増えていけばいいなと思います。
トリスタンが計画してイゾルデの最初の婚約者のモーホルトを殺しますが、その戦いのシーンが『キング・アーサー』みたいでカッコ良かったです、その戦いでモーホルトの刀に塗られたフグの毒で仮死状態となりますが、葬船で流されて行き着いたアイルランドでイゾルデに助けられるんですがドラマチックですよね。
イゾルデはトリスタンやマーク王らイギリス軍が同盟出来ないようにと、アイルランド王の父に戦利品として利用されます、果たしてイゾルデとトリスタンの運命はどうなるのでしょうか・・・・。
見事にすれ違いの連続のトリスタンとイゾルデ、もう少し2人の燃えるような愛をキチンと描き切れていたならぁと思いましたが良かったです、お勧めします。