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「ゾンビ・ナイト」をお勧めします。

『歴史を塗り替えた』という、ありきたりの文句に騙されてみましたが・・・・。

画像:zonbienight01.jpg説明
不死生物ゾンビが生きた人間に襲い掛かるゾンビホラーです、静かな田舎町で休暇を過ごしていたマークとアンバー、その娘のエミリーは、車の故障で立ち寄った建物でデイブと彼の家族に遭遇します。そして世界が、突如出現したゾンビの恐怖にさらされていることを知ります・・・。
監督はデヴィッド・J・フランシス、これは映画ではなくてオリジナル・ビデオの作品のようでした。

 パキスタンがインドに核化学兵器を発射し、中東が混乱状態に陥る中、中国も旧ソ連に対し侵略を開始した。世界が緊急事態となってしまったその時、不死生物=ゾンビがアメリカ北部に出現。一方、静かな田舎町で一週間の休暇を過ごしたマークとアンバー(サンドラ・セゴヴィッチ)、そして娘のエミリーは、家へ戻るべく車を走らせていた。しかし、その途中で車が故障してしまい近くの建物に助けを求めに行くが、そこでゾンビから逃げてきたデイブ(ダニー・チクノヴィッチ)と遭遇し…。


『ゾンビ映画の歴史を塗り替えた、伝説のゾンビ・ホラー』との触れ込みだったので、少しだけ期待していましたがその期待は脆くも崩れ去りました、確かに夜だけしかゾンビが活動しないというのは面白い設定でしたが。
パキスタンがインドに核を使って中国がロシアへ侵攻、アメリカ北部に不死生物=ゾンビが出現と、ありそうでないようなオープニングから始まりました。
画面が意図的に粗くというか歪んだように撮られたみたいですが、まずそれが失敗の第一段階でしょう、最後までビデオ映画のような映像でした。
主役がどうのとか以前の問題だったような気がします、ゾンビが走らなかったのは最近の流行を追わないで偉かったなと思いましたが、ゾンビ一人一人だけを見るとメイクも悪くはなかった気もしました。
極限状態における人間の行動や真理の変化や、デレックというはみ出し者の存在もそれはそれで面白かったのですが、いま一つ活かしきれていないし勿体無くも感じました、女優さんのレベルも高かったし。
突然モノクロの画面になったり画面と画面の繋がり方がいい加減に感じたりして、ちょっと見難かった場面もありました、続編の話があるようなのでそちらに期待してみるのもいいかもしれません。
結局何をもって『伝説のゾンビ・ホラー』『歴史上を塗り替えた』とうたっていたのかも分からずじまいでしたが、ダラダラとそれなりに観られたかな?クソつまらなくはありませんでしたが期待通りと言うわけにも行きませんでした、まぁお勧めだけしておきます。