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「アメリカン・ドリームズ」をお勧めします。

なかなか皮肉が効いていましたね!!

画像:amedre01.jpg説明
アメリカで隆盛を極めるリアリティ・ショーを代表する一つで、高視聴率を誇る公開オーディション番組“アメリカン・アイドル”を下敷きに、現実のアメリカが抱える諸問題を皮肉いっぱいに描き出した激辛ブラック・コメディでした、日本にも通ずるものが有る気がします。
主演は「アバウト・ア・ボーイ」「ラブ・アクチュアリー」のヒュー・グラント、共演に「ワイルド・アット・ハート」のウィレム・デフォーに「オールド・ルーキー」のデニス・クエイド、マンディ・ムーアやマーシャ・ゲイ・ハーデンなど豪華でした。
監督は弟クリスと共に「アメリカン・パイ」「アバウト・ア・ボーイ」などに参加してきた、「アバウト・ア・ボーイ」「イン・グッド・カンパニー」のポール・ワイツです。


 大統領選で辛うじて再選した合衆国大統領ステイトン(デニス・クエイド)は、自分の不人気を知って神経衰弱に。首席補佐官ウォリー(ウィレム・デフォー)は、一般人から未来のスターを選ぶオーディション番組《アメリカン・ドリームズ》に、ステイトンを決勝のゲスト審査員として出演させることでステイトンが人気を回復し、彼も自信を取り戻すという一石二鳥のアイディアを思いつく。視聴率至上主義である同番組の司会者マーティン(ヒュー・グラント)はそれを受け入れる一方、番組を盛り上げようと個性的な出場者を探す。そうして出場者に抜擢された1人である中東系移民の青年オマール(サム・ゴルザーリ)はテロ組織の一員で、ステイトン暗殺という目的を持っていた……。


アメリカの人気番組「アメリカン・アイドル」をもとに、現代アメリカの色々な問題を皮肉いっぱいに描いたコメディです。
『ラブ・アクチュアリー』や『ラブソングができるまで』のヒュー様が、冷酷な番組MCを好演していてデニス・クエイドがノイローゼ気味の再選した米大統領を、怪優にして名優のウィレム・デフォーが大統領のアドバイザーを怪演していました。
他にもマンディ・ムーアやマーシャ・ゲイ・ハーデン、“探した探した”クリス・クラインなど沢山の豪華なキャストが集まってました。
ヒュー・グラント演じるマーティンは人気ナンバー・1番組『アメリカン・ドリームズ』の司会者で、ウィレム・デフォー演じるアドバイザーのウォリーと話し合って引きこもり気味の大統領を、『アメリカン・ドリームズ』の審査員として出演させることになります。そのオーディションにはスターを夢見るマンディ・ムーア演じるサリーや、イラクをアメリカ好きで追われたアラブ人のサム・ゴルザーリ演じるオマールも出演することになり、オマールは決勝まで残り爆弾ベルトを巻いて大統領もろとも自爆しろと仲間に脅されますが・・・・。
徹底的に今のアメリカの膿である様々な問題をこき下ろしていました、アラブ(特にイラク)との関係やアメリカン・ドリームを夢見る今の若者、その矛先は当然今の恐怖にまみれた世界をつくってしまった一人、ブッシュ大統領にも及んでいました。
ラストまで皮肉の効いた映画でした、デフォーもこういう役でかえって良さが生まれたのかもしれません、頭空っぽにして見るとかなり笑えると思います、お勧めします。