 | 「おかしなおかしな訪問者」のジャン・レノとクリスチャン・クラヴィエ共演による、ちょっとドタバタのアクション・コメディです。 地中海北部、イタリア半島の西方に位置し、フランス領でありながらまるで違った風土と文化を持つコルシカ島を舞台に、ごく簡単な人捜しの仕事で島へやって来たはずのパリの探偵が思いもよらぬ騒動に巻き込まれていくさまを描きます。 フランスの人気漫画を、「ル・ブレ」のアラン・ベルベリアン監督が映画化しました。
ある公証人から、レオーニ(ジャン・レノ)という男を見つけ出して遺産相続の不動産登録証書を手渡すように依頼され、パリからコルシカ島までやってきた私立探偵のジャック(クリスチャン・クラヴィエ)。実は当の相手がコルシカ島民族主義運動の急進的リーダーで、警察が血眼になって捜しているお尋ね者であることなど思いもよらず、ジャックは行く先々でレオーニのことを尋ねて回るが、いざ彼がレオーニの名を口にするや、島の人々は態度を急変させて沈黙してしまい、ジャックは途方にくれるばかり。と、そこへおりしもビキニ姿の美女レア(カテリーナ・ムリーノ)がジャックの目の前に現れるが、実は彼女はジャックの様子を探りに近づいてきたレオーニの妹だった…。
独特の風土と文化を持つコルシカ島を舞台に、パリの探偵が珍騒動に巻き込まれて・・・。 多くの共演経験のあるクリスチャン・クラヴィエとジャン・レノが、ここでも名コンビぶりを披露してくれています。 ジャン・レノも丁度良い真面目さ加減で、クリスチャン・クラヴィエもおかしい過ぎずに良かったです、もっと思い切りやっても良かった気がしますがこれで十分ですね。 しかし映画のようにコルシカ島はこんなに違うものなんですかね、本当に変わった文化やしきたりが見ている僕らを笑わせてくれました、ナポレオンが流されてきた島なので至るところに“ナポレオン”の名前が付けられてましたが、やっぱり田舎町なので素晴らしく景色がキレイでしたね。 クラヴィエ演じるパーマー探偵がコルシカ島で、横領の疑いでジャン・レノ演じるアンジュ・レオーニを探すのですが、そこでドタバタのコメディがコルシカ島の豊かな自然とともに繰り広げられます。 アンジュ・レオーニの妹のレア役のカテリーナ・ムリーノも良かったですね、とても綺麗で気品を感じさせてくれる女優さんでした、ただのドタバタで終わってしまうのかと思いましたが、彼女が活躍する後半は結構テンポも良くなって締まった感じで単なるドタバタ・コメディで終わっていなかったと思います。 そういえばカテリーナ・ムリーノ、『007/カジノ・ロワイヤル』にも出ているんですよね、楽しみです。 果たしてレアとレミ(パーマーの本名)はどうなるのでしょう、アンジュは本当に横領の罪を犯したのでしょうか、ラストはもう少しじっくりと丁寧な結末が見たかったのですが良かったです、お勧めします。 |