 | アメリカ史の各時代を反映した少女の人形を中心に、その背景ストーリーを描いた本やグッズを展開するブランド“アメリカン・ガールズ・コレクション”からの映像化作品です。 「アメリカン・ガール/サマンサの休日」「アメリカン・ガール/フェリシティの冒険」に次ぐ、3作目となります。今作では第2次大戦時代を舞台に、軍医として徴兵された父の無事を祈る少女モリーと、英国人少女エミリーが友情を築く様子が暖かい視線で綴られています。 出演は基になった人形同様、おさげに眼鏡の快活な少女モリーを子役マヤ・リッターが好演したほか、母親役にモリー・リングウォルドなどが出ていました。
第2次大戦が激化する1943年。小学生のモリー(マヤ・リッター)は、家族と共にイリノイ州に暮らす平凡な少女だった。ニュース映画やラジオで知る戦争など、遠い国での話と実感が湧かなかった彼女だったが、ある時、医師である父ジェームズ(デヴィッド・アーロン・ベイカー)が軍医として召集されることになった。赴任先は、なんと激しい爆撃にさらされているというイギリス。出兵した父の身を案じて不安を募らせるモリーだったが、そんな矢先、彼女の家で英国から疎開してきた少女エミリー(トリー・グリーン)を預かることになった。だが、エミリーはなかなかモリーに心を開こうとせず……。
第二次世界を背景にアメリカの少女モリーとイギリスの少女エミリーの2人の少女が、友情を築いていくさまを微笑ましく綴っています。 世界が第二次世界の最中でもアメリカに住むスーザンとリンダと、モリーの仲良し三人組は元気でしたがこれはアメリカ本土とは遥か遠くに離れているヨーロッパが、大戦の舞台となったからなんでしょうね。 軍医として出征した父の無事を祈るモリーの家に、イギリスから疎開してきたエミリーがやってきますが、こういうパターンは沢山あったんでしょうね、エミリーは寂しさから貴族の出身でエリザベス女王なんかにも会った事があると嘘をついてしまいます。実はエミリーは空襲で母親と家を無くして父親も出征中だったのですが、なにか微笑ましく思えるお話しでした。 エミリーや優しいキャンベル先生は大事な人を亡くしてしまい、大好きなパパが行方不明になってしまったモリーは、パパと約束した慰問などにも回る“ミス・ビクトリー”に選ばれるでしょうか、そして疎開してきたエミリーの運命はどうなるのでしょうか・・・。 アメリカは戦場にはならなかったけど戦争の悲しい影響は受けていたのですね、しかしそれが無かったから“9.11”で本土をモロに攻撃された時に、あんなにうろたえて焦ったりしたのでしょう。 モリーのママとしてモリー・リングウォルドが出ていました、良く似合ってましたが僕らの時代の青春スターが、母親や父親役を演じるのは不思議な感じがしますね。 全体的に微笑ましい映画でした、大きな作品ではありませんがいい作品だったと思います、お勧めします。 |