 | クリストファー・パオリーニの世界的ベストセラーを、空前のスケールで映画化したファンタジー・アドベンチャー超大作です。 邪悪な力に支配された世界を舞台に、世界の命運を握るドラゴンと出会った少年が、自らの大きな使命を悟り数々の困難に立ち向かい成長していく姿を描いています。 主演はこれが映画初主演となる、新鋭エド・スペリーアスです。共演には「運命の逆転」などののジェレミー・アイアンズと「バイオハザードII アポカリプス」のシエンナ・ギロリー。 監督はジョージ・ルーカスのVFX工房“ILM”に長年在籍し、視覚効果の分野で多くの実績を残すシュテフェン・ファンマイアーで、これが監督デビュー作となります。
遥か彼方の帝国アラゲイシアは、かつてエルフ、ドワーフが人間と共存する平和な土地だった。ところが今、帝国は邪悪なガルバトリックス王(ジョン・マルコビッチ)に支配されていた。辺境の村で叔父と暮らしていた少年エラゴン(エド・スペリーアス)は、ある日森の中で青く光る石を見つける。しかしそれは、ドラゴンの卵で、やがてメスのドラゴン、サフィラ(声 レイチェル・ワイズ )が誕生する。エラゴンは、村の語り部ブロム(ジェレミー・アイアンズ)からドラゴンとドラゴンライダーと呼ばれる種族がこの国を平和に統治してきた歴史を教わる。そんな矢先、暴君ガルバトリックスが新たなドラゴンの誕生を阻止しようと送り込んだ怪物によってエラゴンの叔父が殺されてしまう。エラゴンは、サフィラを守るため、そして叔父の仇を討つため、サフィラ、ブロムと共に旅に出るのだった…。
クリストファー・パオリーニの世界的ベストセラーを、シュテフェン・ファンマイアーが映画化した作品です。 竜を自在に操ることができる種族“ドラゴンライダー”の末裔だと知った少年エラゴンが、人々を苦しめている暴君ガルパトリックスに戦いを挑んでいくという映画です、ルーカス率いる特撮スタジオ“ILM”がVFXを担当しました。 こういう“ドラゴンもの”はどんなに特撮チームが頑張っても、実際に『竜=ドラゴン』という存在がないので全てCGや人形に頼らなければならず、結構面白い作品と呼べるものが少ないんですよね、ですが今回はルーカスの“ILM”が特撮を手掛けたとのことだったので楽しみにしていました。 ジェレミー・アイアンズやジョン・マルコビッチにロバート・カーライル、シェンナ・ギロリーにジャイモン・フンスウ、ドラゴンの声にレイチェル・ワイズを迎えるなど、俳優さんたちも豪華でそれだけでも面白そうでした。 ジェレミー・アイアンズ演じるブロムがエラゴンのに『ドラゴンはライダーのために卵から孵る、ドラゴンはライダーのために千年でも待つ。ライダーだけに仕えるが危険も伴う、ドラゴンが死んでもライダーは死なないがライダーが死ぬとドラゴンも死ぬ』と助言します、なかなか面白い設定だと思いました。 エラゴンが拾った石から青いドラゴンのサフィラが生まれこの物語は始まります、ブロムがエラゴンの先生となってライダーの事やガルパトリックスの事を教え込みます、しかしブロムも実はドラゴンライダーだという事が発覚して・・・・。 サフィラ(ドラゴン)が女の子という設定も新しかったですね、それもこの映画の成功の一つだったと思います。 ドラゴンがライダーのエラゴンを乗せて縦横無尽に大空を飛び回り、口から炎を吐いて無数の兵達を焼き尽くすシーンは迫力がありました、サイド・ストーリーも割としっかりしていてそれなりに楽しかったです、シェンナ・ギロリー演じるアーリアも綺麗でしたしロバート・カーライル演じるダーザも不気味でした。 パート2の存在を予感させる様なラストも○、なかなか面白いドラゴンものの映画でした、お勧めします。 |