 | 強制収容キャンプを舞台に、日系アメリカ人たちが結成した野球チームの実話を基にした感動作です。 米国籍を持つれっきとしたアメリカ市民でありながら、保護と称して強制収容された日系米国人の過酷な姿が浮き彫りにされています。差別を受けながらも、アメリカの象徴ともいえる野球を通じて、誰よりも自由と公正を国是とする米国民たらんとした日系移民の葛藤と誇り高さが胸を打ちます。 日系2世の野球青年を「ディスタービア」のアーロン・ヨーが演じ、彼を見守る両親に中村雅俊とジュディ・オングが扮しました。監督は自身も日系人のデズモンド・ナカノです。
真珠湾攻撃による日米開戦の結果、アメリカに移民していた日系人たちへの風当たりは増すばかりだった。日系1世のカズ(中村雅俊)と妻(ジュディ・オング)子たちもまた偏見にさらされ、学生野球のスーパースターとして大学進学が決まっていた次男ライル(アーロン・ヨー)は入学が取り消されてしまう。やがて日系人たちは塀に囲まれたキャンプに強制収容されることになり、カズの一家も収監されてゆく。ドイツやイタリアの移民にはない差別的な仕打ちに憤る日系移民たちだが、彼らはそれでも良き米国市民であろうと黙々とキャンプの日々を過ごす。そんなある日、カズの長男レーン(レオナルド・ナム)は国家への忠誠を示すため陸軍に志願し……。
第二次世界大戦時のアメリカで米国籍を持ちながら、強制収容キャンプに収監された日系移民たちが、野球を通して困難を乗り越えていく姿を描いています。 『恋人も濡れる街角』の中村雅俊さんが主人公の父親を、『魅せられて』のジュディ・オングが主人公の母親を好演していました、やっぱり綺麗な日本語が聞こえてくる映画って良かったです。 日本語と英語が入り混じって使われていましたが、やっぱり日本語は弱いし字幕も出ないので分かりづらいですね、まぁ分かり易いストーリーだったので良かったですが。 アメリカに住む日系人も苦労したんですね、アメリカで生まれた2世や3世も同じように苦労したんですね、同じアメリカで生まれ生活しているアメリカ人に、監視される生活というのも大変だと思いました。 中村雅俊さん演じるノムラの長男のライルも志願して兵隊となりますが、自分たちは何人だと思って第二次世界大戦を戦うのだろうと疑問に思いました、気持ちはアメリカ人でも見た目は日本人だし“アイデンティティ”はどこにあるのかなぁって。 野球の試合を収容所チームと町のチームが行うことになるんですが、言葉はいらないしやっぱり野球って素晴らしいなと思いました、ラストのギャンブル好きのハゲおやじが2500ドル と引き換えに賭けたものも最高でした、このハゲおやじ自体もなかなかグーでした。 ゲイリー・コールも昔から好きな俳優さんだったのでなんか嬉しかったです、題名は「パクリかよ」と言いたくもなりましたがナカナカ良かったです、日本人俳優が頑張っているのは素晴らしいですね、お勧めします。 |