映画化も進行中の人気ドラマ「SEX AND THE CITY」のサラ・ジェシカ・パーカーが、ヒロインを好演したロマンティック・コメディです。全米公開時は、週間興行収入ランキング初登場第１位というヒットを記録したとか、最近ラブ・ストーリーで初登場１位というのは凄いですね。
実はガールフレンドとうまく別れられるよう、わざと親と暮らしているというプレイボーイを、人気俳優マシュー・マコノヒーが適役で演じています。監督は「ショウタイム」のトム・デイ。
35歳にもなって親元に暮らすトリップ（マシュー・マコノヒー）は、実は女性にモテモテのプレイボーイ。親との同居を打ち明けると例外なく女性の方から別れてくれるため、彼にとって今の状況は好都合この上ないのだった。だが、そんな彼に手を焼いた両親は、親離れしない息子の自立を請け負うというカウンセラーのポーラ（サラ・ジェシカ・パーカー）を雇う。親元から追い立てるのではなく、自分から出て行くようにしむけるというポーラのプログラムの秘密は、まず対象となる男性を自分の虜にしてしまい、親の影響下から引き離すことにあった。男性心理を知り尽くした彼女は、いつものように運命的な出会いを演出してトリップに近づくのだが……。
親元で暮らす３５歳の男の両親が、息子のために自立を促すために女性カウンセラーを雇いますが、そのカウンセラーのプロのポーラは患者であるトリップに惹かれてしまい・・・・というお話でした。
ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカーがヒロインのポーラを、独身息子のトリップを『１０日間で男を上手にフル方法』のマシュー・マコノヒーが好演した、ちょっと変わった設定のラブ・コメディです。
いつもポーラが相手にする引きこもりなどと違うトリップに惹かれるポーラでしたが、なんとか責任意識を保とうと苦闘するポーラが面白かったです、しかしトリップにエイミーという婚約者がいた話やエースに見つかり、トリップに契約がバレてしまいまた一悶着起こります。
トリップが家に連れてくると恋は終わりのサインなんですが、そうはさせじと頑張るポーラの踏ん張りが微笑ましかったです。
ポーラを演じるサラ・ジェシカ・パーカーが魅力的なカウンセラーを演じてました、多分テレビドラマの成功で自信も付いた事が大きな原因の一つなのでしょう、なんかとても輝いていてカウンセラーという役にピッタリでした。
ポーラの友人で少し変わり者のキットをズーイー・デシャネルが好演していました、トリップの友達エースと恋人同士になるのですがモノマネ鳥を撃ってしまい、死なないように二人で人口呼吸する姿は最高におかしかったです。
ラストのトリップとポーラのやりとりをカフェの大画面で、皆や知らない人達が固唾をのんで見守るシーンは最高でした、ママ役のキャシー・ベイツも流石にオスカー女優という所を見せてくれました。
サラ・ジェシカ・パーカーの最近の自信と、ズーイー・デシャネルの演技の上手さを特に感じた作品でした、お勧めします。