 | 「ゴースト・ハウス」でハリウッド進出もなしとげた双子の兄弟監督オキサイド・パン&ダニー・パン、彼らの出世作となったホラー映画のヒット作「the EYE【アイ】」に続くシリーズ第2弾となる映画です。今回は、自殺未遂で死の淵まで行ったことから霊が見えるようになってしまった妊婦をヒロインに、彼女が体験する恐怖を綴っていました。 アジア映画らしく、東洋の死生観である転生が重要なテーマとなっており、前作とは全く違ったアイデアの心霊ホラーとなっています。主演は「トランスポーター」「百年恋歌」の国際派女優スー・チーです。
タイ・バンコク。出版社に勤める女性ジョーイ(スー・チー)は、不倫相手のサムから別れ話を切り出され、精神的に不安定な状態に陥ってしまった。思い詰めた彼女はついに睡眠薬を大量に服用し、自殺を図る。幸いにも一命は取り留めるが、死の淵をさまよったせいなのか、意識を取り戻した彼女には見えざる霊の姿が見えるようになっていた。やがて香港へと戻った彼女に、今度は妊娠という事実が追い打ちをかける。サム(ジェッダーポーン・ポンディー)にもいえないまま出産を決意するジョーイだったが、ある時、不正出血で病院に運ばれた彼女は、そこで霊に襲われる妊婦の姿を目撃してしまう……。
ヒットした香港製ホラーのシリーズ第2弾です、不倫相手の子供を身ごもったことに苦悩して自殺未遂した女性が、やがて奇怪な心霊現象に襲われて・・・というストーリーです。 我々東洋の死生観である輪廻転生がテーマとの事でしたが、初めは少し分かりにくい感じがしました、「アイ」の続編との事だったので一作目との繋がりのようなものも期待していましたし。 『トランスポーター』のスー・チーが、自殺未遂をしてから不思議な霊のようなモノを見るようになって、妊娠していることを知ってからはその幻覚のようなモノと闘う女性ジョーイを熱演していました。 ここで言っている『輪廻転生ってこういうことなのかなぁ?』と考えていましたが大体その通りでした、ちょっと主演のスー・チーが仏教に救いを求めるのが急過ぎるというか唐突な感じはしましたが、それはそれで良かったのかなぁと思います。 エレベーターの中の幽霊や上から親子が鉄クズのように降ってくるシーンには驚かされましたが、『アイ』の角膜移植で霊が見えるようになるという面白いテーマを活かして欲しいと思いましたが、まぁ日本のホラー映画にも近い内容の感じもしましたし良かったのかなぁとも思いました。 途中『日本の昼ドラか!?』と思わせられるところもありましたが、なかなかラストまで面白い展開でした、お勧めします。
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