 | カリブ海に浮かぶ楽園の島を舞台に、ある一夜にさまざまな思惑を秘めてそこに集まった人々の運命が偶然交錯し、思いも寄らぬ流転のドラマが生じていく様子を、これが長編監督デビューとなる新鋭フランク・E・フラワーズが、巧みな映画話術を駆使してスリル満点に描写。 彼の才能に惚れ込んだ人気スター、オーランド・ブルームが、自ら主演と製作総指揮を買って出たほか、「U−571」のビル・パクストン、「美しい人」のスティーヴン・ディレインに「怨霊の森」のアグネス・ブルックナーらが共演していました。
有能なビジネスマンのカール・リドリー(ビル・パクストン)は、脱税容疑で家宅捜査が入るとの情報を掴み、愛娘のピッパ(アグネス・ブルックナー)を連れて、ケイマン諸島へと逃亡を図る。そこはタックス・ヘイヴンを求めて世界中の金持ちが集まる島。状況も分からないまま、強引に連れてこられたピッパは父への反発を募らせる。一方、この島で観光客を乗せる船で働いている青年シャイ(オーランド・ブルーム)は、美しい少女アンドレア(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ちるが、それを快く思わない彼女の兄ハンマー(アンソニー・マッキー)から執拗な反対にあっていた。やがて、そんな2人は、ある事件によって引き裂かれてしまうが…。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの"オーリー"こと、オーランド・ブルームが制作総指揮を兼ねて主演した、愛憎の人間ドラマです。 税金が免除されるカリブ海のケイマン諸島を舞台に、さまざまな思惑を秘めて集まった人々の運命が、幾重にも絡み合う姿を描いています。 他の映画にもカリブ海の『ケイマン諸島』の話題が良く出てきますが、本当にこの映画のように銀行や他の治安がこんなに悪いのかと思わされます、麻薬もやり放題でしたしね。 オーランド・ブルームは父親を殺された現場を目撃して、5年間口をきかなかったため゛シャイ゛とあだ名を付けられた地元の青年役で、マリーナで雑用をして女性客からチップを稼ぎまくっている役でした、なんかピッタリでしたかね。 ビル・パクストン演じるカールの娘役に『怨霊の森』の主役のアグネス・ブルックナーが”ピッパ”という不思議な名前の役で出演していました、やっぱりこの娘は伸びてきましたね。 オーリー演じるシャイとアンドレアの恋の行方や、ビル・パクストン演じるカールやアレンの裏切り合戦など、一日で色々な事が起こります。 ある不良青年の誕生パーティーをきっかけに、シャイやアンドレアやハンマー、ピッパやカールやアレンやシーラ達の人生が、大きく変わってきます。 『ヘブン=天国』と『ヘイブン=嵐に遭うなどで船が港に一時寄港する』を、かけてあるわけですがナカナカ良かったと思います、本当に一字違いで大変なことに繋がって行きました。 ちょっと話が広がり過ぎて上手くまとまっていなかったり、広げ過ぎじゃないかなというきらいはありましたが、なかなか面白い群像劇でした、お勧めします。 |