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「ハリウッド恐竜スター図鑑」をお勧めします。

ハリウッドにおける、恐竜の歴史物語です。

画像:ahps.jpg説明
恐竜は草創期からの映画スターだった!この「ハリウッド恐竜スター図鑑」は、映画を中心にTVやアニメなど、様々なメディアに登場した恐竜を時代を追って紹介するドキュメンタリーです。
登場作品は無声映画の「ロスト・ワールド」から白黒の「キングコング」、CG時代を決定付けた「ジュラシック・パーク」に3D映画「T−REX」とまさに集大成の映画です。超大作からB級C級、お蔵入り作品まで数々の貴重な映像が見ものです。加えてスティーヴン・スピルバーグを始め、TV「ザ・ロストワールド」総指揮のジョン・ランディス、そして”特撮の神様”レイ・ハリーハウゼンなど大物たちが語る恐竜映画論も興味深かったです。


 19世紀末から重要な化石の発見によって恐竜学は大きく発展し、現代へと繋がる恐竜ブームの礎となった。1912年、当時の最新恐竜学を基にしたコナン・ドイルの小説「失われた世界」がベストセラーとなり、草創期の映画にも恐竜の姿が登場し始める。やがて1925年、ドイルの小説を基にウィリス・H・オブライエンが特撮を手がけた「ロスト・ワールド」が登場、生き生きと動く人形アニメの恐竜に人々は驚愕した。オブライエンは1933年の「キング・コング」でよりリアルな恐竜をコングと対決させ、映画における恐竜の姿に多大な影響を与えた。そんなオブライエンに憧れて弟子入りしたR・ハリーハウゼンは、後の1966年、人形アニメ時代における恐竜映画の最高峰「恐竜100万年」を手がける。


映画やテレビなど様々なメディアに登場した恐竜を、時代を追って紹介するドキュメンタリーです。
『ジュラシック・パーク』(’93)のスティーヴン・スピルバーグが、恐竜映画論を熱く語っています。
スピルバーグの他にも『神様レイ・ハリーハウゼン』や、ジョン・ランディスなどが出演していました。
『恐竜は実在していたから大成功した』と皆が言っていたが、まさしくその通りでしょうね、実際に存在していたモノだからこそ今生きていたらどうしようと思うんでしょう。
あのコナン・ドイルの『ロスト・ワールド』から始まりオブライエンの映画、そしてスピルバーグやジョン・ランディスや後に恐竜映画を撮る皆が、この映画に影響を受けたという『キングコング』が登場します、そしてこの『キングコング』は偉大な特撮の権威レイ・ハリーハウゼンを誕生させるきっかけにもなります。
そしてスピルバーグがルーカスのILMの力を借りて作り上げた、恐竜映画の金字塔『ジュラシック・パーク』が誕生します、正確な科学的要素とその娯楽性から他の追随を許さない作品でしたね。
途中日本の『ゴジラ』についても触れられています、確かにゴジラの後半の「怪獣総進撃」などは子供向けでもあったので、少しレベル的には落ちるかもしれませんがハリウッドの『ゴジラ』に対する評価はまだまだ甘いと感じます。
しかしこのドキュメンタリーを見ると、ハリウッドにおける”恐竜”の地位が高い事がわかります、そういった意味でも観る価値はありました、お勧めします。