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「世界最速のインディアン」●をお勧めします。

2008年のベスト10に入ってきます!!

画像:indb42a.jpg説明
21歳の時に出会ったオートバイ、《1920年型インディアン・スカウト》に惚れ、それから改良に改良を重ね、47年後の1967年、1000cc以下クラスで世界最速記録を樹立したバート・マンロー。驚くべきことにこの記録はいまだに破られていない……。ロジャー・ドナルドソン監督(「13デイズ」)は1971年、本作でも描かれる偉業を達成したマンロー本人と出会って以来、映画化のチャンスを狙い34年後にようやく実現した作品です。
スピード感あふれる記録挑戦シーンと、名優アンソニー・ホプキンスらの好演を得たドラマ部分、いずれもクオリティが高い傑作に仕上がっていました。


 ニュージーランド南端の町、インバカーギル。初老の男性マンロー(アンソニー・ホプキンス)は、古いバイク《1920年型インディアン・スカウト》をみずから改造し、数々の速度記録を更新してきた。そんな彼が、いよいよ世界中のライダーの聖地である米国のボンヌヴィル塩平原(ソルトフラッツ)に乗り込み、世界記録に挑戦することに。心臓発作で倒れるなど、年齢のせいで肉体が衰えだしていたバートにとって、それは最後の挑戦になるかもしれない。少ない費用だけでマンローは米国に乗り込み、記録樹立の準備を開始するが……。


名優アンソニー・ホプキンスが年老いたライダーに扮し、バイクの世界最速記録を更新するまでの色々を、ユニークに見せる人間ドラマです。
主人公の実在する老ライダーのバート・マンローを、オスカー俳優のアンソニー・ホプキンスが好演していました、以前恩師に勧められた映画でしたが含蓄があって良かったです。
これは僕の小学校の先生が以前見に行かれて、アンソニー・ホプキンスが演じたバートの家族が舞台挨拶にきていて、とても感動したとおっしゃっていたので楽しみにしていました。
バートは研磨用の工業用ドリルで足の爪を磨いてしまうような豪快な男ですが、彼を慕う少年トムに『忘れるな、夢を追わない人間は野菜と同じだ』と言います、確かにバートは『世界最速』という夢を追い続けていますからね。
登場人物に無駄が無くて実に素晴らしい、地元ニュージーランドのバイカーにタクシー運転手に中古車屋の店長のフェルナンド、モーテルのティナに旅の途中に出会ったインディアンの家族やレーサーのジム・モファットにレース係や仲間たちなど、皆がとても魅力的で面白いです。
ですが彼は登録していなければレースに出られないことをしりませんでした、ポンコツの古いマシンに古いオジサンで、果たして世界最速をマークすることが本当に出来るのでしょうか…?
ジェシカ・コーフィールがボンヌヴィルで出会ったレース仲間の一人として出演していました、このような素晴らしい映画に彼女も携わることが出来て良かったです、この映画のDVDも早速手に入れたいと思います。
思った以上に素晴らしい作品でした、ボンヌヴィルの見渡す限りの塩平原も素晴らしかったです、オスカーの話題にならなかったことに違和感すらおぼえる程でした、お勧めします。