 | 実際に「ヴォーグ」誌で働いた経験を持つローレン・ワイズバーガーの同名ベストセラーを「 バンド・オブ・ブラザース 」のデヴィッド・フランケル監督が映画化しました。 “プラダを着た悪魔”の異名を取る鬼編集長と、ファッション音痴のヒロインが確執の中で信頼関係を築いてゆく様を描き、働く女性たちの共感を大いに集めてヒットを飛ばした作品です、鬼編集長役のメリル・ストリープはまたまたオスカーにノミネートされましたね。この鬼編集長ミランダを見事に演じた大女優メリル・ストリープと、「ブロークバック・マウンテン」でアイドル脱皮を果たした若手アン・ハサウェイの演技合戦が見ものです。 タイトルのプラダを始め、シャネルやドルチェ&ガッバーナなど画面を彩るさまざまなブランドのアイテムも魅力の一つです、僕は全く分かりませんが凄く華やかな画面でした。
ジャーナリストを目指してニューヨークへやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)。キャリアに役立てばと軽い気持ちで面接を受けた彼女が手にしたのは、なんと世界中のオシャレな女性が憧れる仕事……先端ファッション誌「RUNAWAY」のカリスマ編集長、ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタントだった。だが一方、それは“プラダを着た悪魔”ことミランダの新たな犠牲者に選ばれたということ。彼女の横暴で無理難題ともいえる要求に応えられる人間はおらず、歴代アシスタントは次々とクビになっていたのだ。元々ファッションに興味のないアンディは、ミランダから早々にセンスゼロと言い放たれてしまうのだが……。
初めてこの『プラダを着た悪魔』というタイトルを耳にした時は、なんてスカしたタイトルの映画が来たのだろうと思いました、ちょっとこのタイトルは男性一人では見に行き辛いですよね。 一流ファッション誌のカリスマ女性編集長ミランダの下で働くことになった、オシャレ音痴な女の子アンドレアの奮闘をユーモアたっぷりに描いていました。 ヒロインを演じるアン・ハサウェイもキュートでしたが、鬼編集長ミランダに扮するメリル・ストリープは見事でしたね、主演はアン・ハサウェイの筈なのにオスカーにノミネートされたのはメリル・ストリープ、これはどういう事なのかと思いましたがその訳も分かりますよね。 アンディは自分がジャーナリストになるために、興味が無かったファッション誌のカリスマ女性編集長ミランダの下で働くんですが、なんとかミランダに気に入られようとスタンリー・トゥッチ演じるナイジェルに手伝ってもらい、それまでの服装や振る舞いを変えますが・・・。 元がアン・ハサウェイは可愛くてキュートでオシャレな女の子だからでしょうが、変身後のアン・ハサウェイ演じるアンディの変わりようには驚かされました。 『ランド・オブ・ザ・デッド』のサイモン・ベイカーも出演していましたが、この映画でも魅力的なジャーナリストを好演していました。 映画が単なるシンデレラ・ストーリーではなく、ミランダ=悪ではなくてミランダが実は家族思いであったり、アンディと彼や友達などとの交流なんかも描かれていました。 ラストもアンディの未来やミランダ・ナイジェルの今後など、最後までこちらを飽きさせない作品でした、主役アン・ハサウェイの頑張りも認めてあげないといけないと思いましたが、やっぱりメリル・ストリープのミランダは凄いなと思わせてくれました。 噂にたがわぬ面白い映画でした、メリル・ストリープやアン・ハサウェイの『プラダを着た悪魔』ップりも見事、ジゼル・ブンチェンやハイジ・クラムらモデル陣も良かったです、お勧めします。
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