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「シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ」をお勧めします。

これも面白いスプラッタ・ホラーでした。

画像:seenoevi02.jpg説明
この常識外れのサバイバル・ゲームを仕掛けたのは、全米スポーツ・エンターテイメントの頂点というべきプロレス団体のWWE。映画顔負けのシナリオと本気度満点のファイトとでファンを熱狂させ、“アダルト・ディズニー”の異名をとる彼らが映画製作に本腰を入れているのは、まさしく必然のこと。
これまでヒット作を生んできたWWEが新たに主演に指名したのは、やはりリングのスーパースター、グレン・ジェイコブズ。またの名を“ケイン”。野獣のように狂暴なファイトを演じてきた彼にとって殺人鬼ジェイコブ役は、これ以上ないというほどのはまり役かもしれません、圧倒的な重量感とスピード感で、ホラー映画の常識を覆す『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ』。この映画結構、キテましたね、面白い作品でした。



舞台は老朽化が著しい、閉鎖されたホテル。減刑と引き換えに修繕の労働奉仕をすることになったティーンの犯罪者8人が、そこで週末を過ごすことに。彼らとウィリアムズ(スティーヴン・ヴィドラー)ら二人の監察官、ホテルの女主人以外に、そこには誰もいないはずだった。しかしそこには何者かが潜んでいた!チェーン付の肉カギを振り回す巨体の殺人鬼、その名はジェイコブ(ケイン)。“目”に異常なほどに執着するこの不気味な男によって、若者たちは視覚を失い、命を落とす。そしてこの空間から脱出するため、生き残った若者たちは、ジェイコブとの対決に挑む。はたして彼らはシャバの空気を吸い込むことができるのか?


前評判の高かったスプラッタ・ホラーです、『ホステル』『ソウ』のライオンズ・ゲートと、世界最高峰のプロレス団体WWEがタッグを組みました。
WWEのプロ・レスラーのケインが主演していて、見事に鉄の肉鉤の怪人ジェイコブを演じてました、それも話題になりましたね。
いきなり監禁事件の現場からはじまります、初っぱなから目玉をくり抜かれた女性が登場します。
ウィリアムズ巡査が復帰して、非行青少年更正プログラムで訪れた古びたホテルで、またあの恐怖の殺人鬼が姿を見せるのですが・・・・。
とにかく残酷描写が結構キテました、まぁ『悪魔のいけにえ』パターンの作品でちょっと『ホステル』似た雰囲気もありましたが、頭に銃弾をくらっても元気に生きている怪物ジェイコブの活躍ぶりは良かったです。
犬に生きたまま食わせたり捕らえてスグ眼球をえぐり出すなど、ショッキングなシーンが満載でした、ジェイコブの過去やマーガレットの謎など必要じゃないと思うシーンもありましたが。
ジェイコブがこのホテルに戻ってきた理由も明らかになり、意外な人物が最後まで生き残ったり、もっと頑張れよと思った人がすぐに死んだりしてちょっとした意外性もありました。
久しぶりにスカッとしたスプラッタ・ホラーを観た感じがしました、ワリと良く出来たホラーでした、お勧めします。