 | 前2作、共に《ジグソウ》が仕掛けた残忍なゲームとそこに仕組まれたトリックに、被害者たち共々観客もはめられるという意外さ・斬新さを売りにしてきたこのシリーズ。 今回は刺激的な描写が一層増えて、ハマると見返したくなる緻密さも同居すると評判みたいです。 第2作、ジグソウにアマンダという女性の共犯者がいることが分かると共に、ジグソウが死んだかもと思わせる衝撃的ラストでしたが、この第3作でジグソウの健在が明らかになります。 第1作の謎明かしまである趣向で、これを観た人は再び驚かされるでしょう。『ソウ』の監督・脚本を手がけたオリジナル・チームのジェームズ・ワン、リー・ワネルが二人で考えた原案を練りに練り上げ、ワネル自身が脚本を執筆してコンビで製作総指揮を担当。『ソウ2』で才能を知らしめたダーレン・リー・バウズマン監督が、映像の死角を突くテクニックで、よりスリリングに演出しています。 主演は”ミスター・ジグソウ”トビン・ベルにショウニー・スミス、ディナ・メイヤーにアンガス・マクファーデンにバハー・スーメクなどです。
ある時、暗闇で目覚めたエリック(ドニー・ウォールバーグ)。彼は拘束状態にあったが、自らの右足を犠牲にそこからの脱出を図る。またある日、密室での爆死事件が発生。またしてもジグソウの仕業と知った女刑事ケリー(ディナ・メイヤー)は、独自に検証を始めるが…。一方、不倫に溺れる女性外科医リン(バハー・スーメク)が何者かに誘拐される。リンが目覚めると、目の前には瀕死の殺人鬼“ジグソウ”が横たわっていた。ジグソウに付き従うアマンダ(ショウニー・スミス)がリンにルールを伝える。それは、ある男に仕掛けたゲームが終わるまで、ジグソウを延命させること。ジグソウの心臓が止まれば、リンの首に巻かれた爆弾も爆発する──。その頃、食肉工場の地下室で一人の男が目を覚ます。彼はひき逃げで最愛の息子を失った父親ジェフ(アンガス・マクファーデン)。彼はそこで鎖につながれた3人の男女を目撃する。一人はひき逃げを目撃しながら法廷で証言しなかった女。もう一人は、犯人に軽い罰しか与えなかった判事。そして最後に、愛する息子をひき殺した男。ジェフは、この3人の運命が自分にゆだねられていることを知るのだった…。
なかなか面白かった続編ですね〜、最初はスプラッタ−・シーンを増やしただけのダメな続編映画かと思ってましたが、ホラー映画の続編としては良くできたVでした。 ただひいきの女優で1から全てに出演していたディナ・メイヤーが、冒頭であっさりと殺されてしまいますが、『クライモリ』のエマニュエル・シューキーみたいな感じだったかな?! ちゃんと前作『ソウU』からの続きでジグソウの弟子のアマンダもいましたし、死亡宣告を受けたわりには死なないなぁと思っていたジグソウも、お陀仏になりそうでしたし。 優秀だけど家庭環境に問題のある、女医さんがジグソウであるジョンの主治医として、無理矢理ジグソウとのゲームに参加させられてしまいます。 今回は飲酒運転の男に息子を殺された父親と、その事故を目撃したのに名乗り出なかったたった一人の目撃者の女、そして犯人をたった半年の刑にした裁判所の判事に、事故の犯人がゲームに参加させられています。 またそのゲームとジグソウ本人やアマンダ達のゲームが複雑に絡み合って、見るものを飽きさせないつくりになっています、途中でラストの内容も読める展開でしたがナカナカ見ごたえありました。 これでキレイに三部作で完結したなと思ったら、『ソウW』なんていうのがあるみたいです・・・・・・、ホラー映画の三部作としては非常にデキが良かったと思っていたのですが・・・。 お勧めします、「『ソウW』なんて作らなければよかった」なんことが無いようにと祈るばかりです、ナカナカ続編としても面白かったです、『ソウT』を超えるまでは行かなかった気もしますが・・・・・。 |