 | 久し振りに楽しいB級映画(「スパイダーパニック!」はB級とは言えないかな?)を観ました、「スパイダーズ」と「スパイダーパニック!」です。 「スパイダーズ」はカメラの撮り方(画面といったほうがいいかな)といい、内容といい、B級映画の大道といった感じがビンビン伝わってきました。宇宙人のDNAによって、クモが突然巨大化し人食いモンスターとなり、人間とモンスターの激闘をサービス精神満点の映像で描いたスーパーモンスターパニック映画でした。 まあまあ可愛い主人公と、格好悪い仲間達がいいです、ストーリーもまあまあ普通ではじめっからこれがB級よ!といった感じが素敵です。ノーテンキさ加減も最高で、自己満足的な完成度もいいです、やっぱりB級はこのくらい派手でないと。 一方「スパイダーパニック!」の方は、デビッド・アークエットや今年のオスカーノミネートの超新星・スカーレット・ヨハンソンらを迎え、(今ゴジラのホームランに見とれていました)製作総指揮には「インディペンデンス・デイ」や「ゴジラ」のローランド・エメリッヒがあたったVFXパニックムービーで、B級と呼ぶには失礼な作品かもしれません。 アメリカの田舎町が舞台で、産業廃棄物が池に流れ込んで、その影響で飼育場のクモが巨大化してしまう。凶暴なクモの群れはやがて街路に出現し、人間たちを次々と餌食にしていく。10年振りに町に帰って来たクリス(D・アークエット)、彼が密かに思いを寄せていたサム(カーリー・ワーラー)、その息子”少年クモ博士”のマイクと娘のアシュリー(スカーレット・ヨハンソン)DJのハーラン達は決死のサバイバルを繰り広げる・・・。といったストーリーで、B級と呼ぶにはあまりにも構成やVFXがしっかりとしていますが、「アラクノフォビア(スピルバーグ総指揮)」程の格調の高さは感じられませんでした。 しかしストーリーもしっかりしているしVFXも丁度良い使われ方で、B級で片付けてしまうには惜しい気もします。が立派なB級モンスター・パニック映画です。 どちらも本当に面白いモンスターパニック映画です、是非ご覧になっては如何ですか?お勧めします。 |