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「レイヤー・ケーキ」をお勧めします。

ニュー007、やっぱりカッコ良かったです。

画像:layercake01.jpg説明
英国の裏社会を舞台にしたスタイリッシュな群像クライム・サスペンスです。
ある仕事を最後に足を洗おうと目論んでいた一人の麻薬ディーラーを中心に、下層のチンピラから上層のボスまでいくつもの階層が織りなす裏社会で、それぞれの思惑を秘めた登場人物たちが複雑に絡みあうさまをテンポ良く綴っています。
主演は、ピアース・ブロスナンの後を引き継ぎ6代目ジェームズ・ボンドに抜擢され注目を集めるダニエル・クレイグ。”ダンブルドア校長”のマイケル・ガンボンや、「コン・エアー」のコルム・ミーニイ、「アルフィー 」のシエナ・ミラーなどが出演しています。
監督は、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のプロデューサー、マシュー・ヴォーンで、これが監督デビュー作となります。


 切れ者の麻薬ディーラーXXXX(ダニエル・クレイグ)。彼は自らの主義に従い、好調なうちに犯罪社会から綺麗さっぱり足を洗おうと決意を固めるが、そんな矢先、ボスのジミー(ケネス・クラナム)から新たな仕事を押し付けられる。それは、裏社会を牛耳る大物エディ・テンプル(マイケル・ガンボン)の娘で目下行方不明となっているチャーリー(ナタリー・ルンギ)の居場所を探すこと、そして、組織の一員デューク(ジェイミー・フォアマン)が入手した大量の麻薬を売り捌けというものだった。一見たやすい仕事に思えたが、実はその裏には複雑な事情が絡んでいて、XXXXは次第に思わぬ泥沼へ足を踏み入れるハメとなり…。


いやぁ、ダニエル・クレイグって凄くカッコイイですね、『6代目ジェームズ・ボンド』に抜擢されたのも頷けますね、人気も凄いみたいです。
「トゥームレイダー 」や「シルヴィア」などで彼を見た時には、ちっともカッコイイ印象を受けませんでした、「ミュンヘン」でも映画自体がシリアスなものだったので、カッコいいとは思いましたがそんなにセクシーだとは思っていませんでした。
しかしこの「レイヤー・ケーキ」では”イイ男っぷり”爆発です、こんなにフェロモン出しまくってていいのかしらと思ってしまうくらいカッコいいです。
騙し合いが続く中でクールに振舞う主人公XXXXを、颯爽と演じていました、これを見たあなたもダニエル・クレイグのカッコよさを再確認するでしょう。
脇を固めるジーン役のコルム・ミーニイや、エディ役のマイケル・ガンボンも流石の存在感を醸し出していました。
特にコルム・ミーニイは彼の持てる力の全てを、この役に注ぎ込んだのではないかと思わせてくれます、「コン・エアー」や「ウェールズの山」での彼も素晴らしかったですが、この「レイヤー・ケーキ」でのコルム・ミーニイはベストでしょ。
リチャード・ハリスから”ダンブルドア校長先生”を引き継いだマイケル・ガンボンですが、本来は”エディ・テンプル”のような役を演じることが多かった人なので、流石の貫禄だなぁと思って見ていました。
シエナ・ミラーが出ているというので楽しみにしていましたが、役自体は彼女らしい役(いつも演じているような役)でしたが、この「レイヤー・ケーキ」が彼女の映画界におけるデビュー作だったみたいなので、あまり出番が多い役ではありませんでした。
ともあれラストまで息のつけない展開が魅力です、ストーリーは複雑ですが俳優陣の演技合戦は見物でした、お勧めします。