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「オーメン(2006)」をお勧めします。

んー・・・・・・。

画像:omen200602.jpg説明
70年代後半に一世を風靡したオカルト・ホラーを、オリジナルのストーリーをほぼそのままにリメイクした映画です。
6月6日午前6時に生まれた悪魔の子“ダミアン”が引き起こす、恐怖と災厄の数々が描かれていきます。
この「オーメン(2006)」の監督は『エネミー・ライン』の若きヒットメーカー、ジョン・ムーア。主人公ロバート・ソーンには僕がベタボメした『 僕の大事なコレクション 』の監督で『ニューヨークの恋人 』のリーヴ・シュライバー。妻キャサリンには『ボーン・スプレマシー』シリーズのジュリア・スタイルズ、天使のような外見におぞましい素顔を秘めた悪魔の化身ダミアン役には、映画初出演の子役ショーン・フィッツパトリックを抜擢されました。
他にも「ブラス!」の名優ピート・ポスルスウェイトに、「ニュー・ワールド 」などのデヴィッド・シューリス、マイケル・ガンボンなども出ていました。
そして『ローズマリーの赤ちゃん』の大物女優ミア・ファローが、悪魔の手先である家政婦ベイロック夫人を演じるのも、オカルト・ホラー・ファンにはたまらないです。


6 月6日午前6時、イタリアの病院でアメリカ外交官ロバート・ソーン(リーヴ・シュレイバー)は悲しみに暮れていた。妻キャサリン(ジュリア・スタイルズ)が産んだ子どもは、直後に死亡してしまったのだ。同じ時刻、この病院でもう一人の男の子が生まれる。母親は不幸にも出産と同時に息を引き取る。ロバートはこの男の子を我が子として引き取りダミアン( シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック )と名付けると、実の子と変わらぬ愛情で育てるのだった。しかし数年後、ダミアンの周囲では不可解な死が次々と起こるようになる。そしてある日、一人の神父ブレナン(ピート・ポスルスウェイト)がロバートのもとを訪れ、ダミアンにまつわる恐るべき事実を告げるのだった…。

1000年に一度しか訪れない6が3つ並ぶ日、2006年6月6日に世界同時公開が実現したんですよね、映画は驚くほどグレゴリー・ペックの主演したオリジナルに、忠実につくられています。
しかし音楽が効果的に今回も使われているなと思いましたが、リーヴ・シュレイバーやジュリア・スタイルズが悪いと言うわけでもありませんが、今回も『オーメン』は面白くはなかったです(怖ろしくはなかった)。
せっかく名優ピート・ポスルスウェイトがブレナン神父役で出ているのに、オリジナルに気をとられ過ぎたのか上手に使いこなせていなかったように思いました、まぁもともとああなる役の運命でしたが・・・・・。デヴィッド・シューリスの死ぬシーンもひねってはいるけれど、ピート・ポスルスウェイトの串刺しシーンと一緒でオリジナルと同じような死に方なので、先が読めてしまうので死に方を工夫するのも大変だったようにも思えました。
そんななか『ローズマリーの赤ちゃん』の大物女優ミア・ファローは頑張ってましたね、彼女は「少し若返ったんじゃないの」とも思えるようなイキイキとしたエネルギッシュな熱演でしたねー。
確かに主演のジュリア・スタイルズやリーヴ・シュレイバーを食うほどの熱演でしたが、やっぱりラストはそうなる運命なのね・・・・・・という感じでした。
でラスト・シーンですがグレゴリー・ペックのパパの方が、悪魔と息子との葛藤で悩む父親像を熱演していたように思いました、今回の方がアッサリしていたような気がします。
ともあれ若い人には「オーメン」は一度見ても損はないと思うので、お勧めしておきます、オリジナルと見比べるのもいいかもしれませんね。