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「ハチミツとクローバー」をお勧めします。

片思いって、甘酸っぱいからいいですよね。

画像:honeyclover014.jpg説明
売上部数累計480万部を突破している羽海野チカの同名少女コミックの、実写版の映画化作品です。
すでにアニメ化されているらしいのですが、僕は全く興味がなかったので知りませんでした、原作・アニメともに強い支持を集めているそうです。
主演の竹本にアイドルグループ嵐の櫻井翔。実は僕はこの説明を読むまではジャニーズの一味だという以外は知りませんでした、結構上手に誠実な青年役を演じていました。また天才少女はぐみに「フラガール」蒼井優ちゃん、彼女が出ていたからこの映画が見たくなりました。
コミックファンには意外なキャスティングと言われたそうですが、この役を演じている蒼井優ちゃん透明感溢れる雰囲気で素敵でした。5人全員が片思いという、ピュアな恋心が伝わってくる爽やかな作品でした。
スピッツの主題歌も(嵐もエンディングテーマ歌っているらしいです)も、青春のきらめきを盛り上げていました。




 浜美大に通う純朴青年、竹本(櫻井翔)。彼は花本研究室で知り合った森田(伊勢谷友介)、真山(加瀬亮)、あゆみ(関めぐみ)ら先輩美大生たちと騒がしくも楽しい学園生活を送っていた。そんなある日、花本先生(堺雅人)の姪のはぐみ(蒼井優)が入学してくる。可憐な容姿に似合わぬダイナミックな絵を描くはぐに、竹本は一瞬にして恋に落ちてしまう。突飛な行動を繰り返す森田もはぐに対し特別な興味を示す。一方、いつもクールな真山は年上の女性理花に、実らぬ恋と知りながら一途な想いを寄せていた。そしてあゆみは、そんな真山の想いを痛いほど分かっていながら、彼への気持ちを抑えることができないのだった…。



草原をつくるには クローバーと蜜蜂がいる
クローバーが一つ 蜜蜂が一匹
そして夢もいる――
もし蜜蜂がいないなら
夢だけでもいい

エミリー・ディキンソンの有名な詩が、この物語のモチーフになっているようです、このコトバは深くていいですね。
なかなか面白い作品でした、カオと名前が一致する俳優さんは蒼井優ちゃんと堺雅人、中村獅童や利重剛、「K2はドコへ行ったの」堀部圭亮ぐらいだったので、割と楽しめましたよ。
原作の世界やアニメの世界観が好きな人や、世間的には酷評されているけど”天才”蒼井優ちゃんと堺雅人は出てるし、スピッツの歌も最高でした。
「魔法のコトバ」っていい歌だなぁと思っていましたが、この「ハチミツとクローバー」の主題歌だったんですね、凄いいい歌でした。
舞台は美術大学のキャンパスで、堺雅人演じる花本先生の「花本研究室」の5人のそれぞれの片思いを描いていますが、もうちょっと詳しく5人それぞれの人物像を描いてくれていたらなぁとも思いますが、「5人全員の片思い」を描くにはこれが精一杯なのかなとも思いました。
原作もこんな美術大学を舞台にしているんですかね、あんまり美術に詳しくはないので絵心でもあれば良かったのですが・・・・、でもこういう”特異な世界”って普通の大学生だった僕には憧れの世界でしたかね??
中村獅童は少ない出番でしたが見事に存在感だしてましたね、結子ちゃんと元の鞘に戻れたらいいのにと、勝手な心配をしております。同様に堺雅人も流石でした、この人もカメレオンっぽいけど何やらせても上手いですね、舞台や映画で堺雅人がこういう役を演じるのは僕ははじめて見ましたが良かったです、ホント顔は残念だけど演技は上手いですね。
原作のはぐチャンの設定が分からないけど蒼井優ちゃんは"天才美大生"にしか見えなかったな、ホントにこの子の演技力には驚かされます、毎回違うような蒼井優ちゃんを僕等に見せてくれる気がします。
この作品では5人それぞれが主役なので人物像やエピソードなんかは定まってませんでしたが、それなりに蒼井優ちゃんらしさを出していたと思います、他のメンバーもまぁまぁ頑張っていたんじゃないかな??
「5人全員の片思い」はあんまり上手に描けていたとは思わなかったけど、"片思い"独特の甘酸っぱさとトキメキ、"青春"が持つ中途半端な感じは出ていたんじゃないかな、スピッツの「魔法のコトバ」も最高でした、お勧めします。