 | バルセロナを舞台に、ヨーロッパ各国から集まった留学生たちがアパートで共同生活を送る青春群像劇、「スパニッシュ・アパートメント」の続編です。 前作から5年が経過した設定で、30歳になり人生の岐路に立つフランス人青年グザヴィエの、悩み多き恋模様がユーモラスに綴られています。 主演は引き続きロマン・デュリス、「ルパン 」にも出ていましたね、それに「アメリ」「ロング・エンゲージメント」のオドレイ・トトゥ。「 プライドと偏見」のケリー・ライリーなど、前作からの続投が多かったです。 監督も前作からの続投の、セドリック・クラピッシュでした。
バルセロナのアパートで留学生仲間と過ごした学生生活から5年、パリで雑誌やTVの脚本などを手掛けるフリーライターとなったグザヴィエ。小説家を目指すグザヴィエ(ロマン・デュリス)にとって、自分が書きたいものと現実とのギャップに悩みは尽きない。一方恋愛のほうも、いまだに理想の女性を追い求めてフラフラするばかり。かつての恋人マルティーヌ(オドレイ・トトゥ)は、いまやシングルマザーとなり、グザヴィエとは良き友人の関係に。そんな折り、TVドラマの脚本を書くことになったグザヴィエは、スペイン時代の友人でロンドン在住のウェンディ(ケリー・ライリー)に協力してもらうことに。そこへ、パリ在住のセレブのゴーストライターという仕事も舞い込み、グザヴィエはパリとロンドンを往復する生活が続くのだが…。
前回の「スパニッシュ・アパートメント」の続編なので、前作を観た人ならある程度の予備知識は要らないでしをょう、知識が無くても完結型なので単品でも楽しめるデキだと思います。 相変わらず大人になりきれないグザヴィエを中心に、ストーリーは展開して行きます、今回のオドレイ・トトゥもハッチャケてたし面白かったです、ウェンディ役のケリー・ライリーも可愛くて今回の方が良かったと思いました。 ”なんでグザヴィエ(ロマン・デュリス)]はこんなに女にモテルんだよ”と、前作に引き続き思わされますが、こういうナイーブで大人になりきれない2枚目半みたいなヤツが、女の”母性本能”をくすぐるんだろうなとね思わされます。 なんでこの「スパニッシュ・アパートメント」の続編が『ロシアン・ドールズ』なのか、その答えもラストになると分かる仕組みになっていますが、その理由が素晴らしかったです、ラストにも納得しました。 オドレイ・トトゥは「アメリ」よりもこういった役の方が面白いですね、「ロング・エンゲージメント」の”動”のヒロインも良かったですが。 お勧めします、僕は「スパニッシュ・アパートメント」よりも、『ロシアン・ドールズ』の方が好きでした、ラストのウェンディのジグソー・パズルも意味深でした。
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