 | フィギュアスケートの天才少女と元五輪アイスホッケー選手が、ペアでオリンピックに挑む姿を描いたポール・マイケル・グレイザー監督のスマッシュヒット作「冬の恋人たち」から、14年を経て登場した続編です。 前作「冬の恋人たち」は面白かったですよ、勝気な性格ゆえにパートナーに恵まれなかったフィギュアの選手ケイトにモイラ・ケリー 、元アイスホッケー米国代表で目を負傷してこれを断念したダグにD・B・スウィーニーが扮して、アルベールビルで金メダルを勝ち獲るまでを描いた青春ラブ・ストーリーでした。 今度は前作の主人公たちの娘がケガのためにペアとなり、インラインスケーターの青年と共にフィギュアのペアでトリノ五輪で金メダルを目指す、というお話でした。 英才教育を受けたサラブレッドのヒロインと、畑違いの青年が反発しながらもいつしか互いに理解を深めてゆく、という感動はこの映画でも一緒だったかな。 スケート場面も豊富で、フィギュア・ファンにもお薦めの映画ですかね。 主演は人気アニメ「キム・ポッシブル」でキムの声を担当する、若手クリスティ・カールソン・ロマーノ。 相手役には「アメリカン・パイ in ハレンチ・マラソン大会 」の、ロス・トーマスでした、監督は「キャスパー-誕生編-」などのショーン・マクナマラ 。
フィギュアスケート・ペアの五輪金メダリスト、ダグ(スコット・トンプソン・ベイカー)とケイト(ステファニー・クレイマー)の娘として生まれたジャッキー(クリスティ・カールソン・ロマーノ)。幼い頃から英才教育を受けた彼女は、有望なフィギュア選手として成長する。彼女は親の七光でなく、自分自身の金メダルを目指していたが、そんなある時大会中の怪我で休養を余儀なくされてしまった。ロサンゼルスで療養していた彼女は、ビーチで青年アレックス(ロス・トーマス)と出会う。彼はインラインスケートを自在に操るXスポーツのプロだった。スポンサーが見つからず困っていたアレックスは、ジャッキーが足への負担が少ないペアに転向すると知り、パートナーに志願する。技術はあるがアイススケート経験のないアレックスと、勝気で協調性のないジャッキー。2人は惹かれあいながらも反発を繰り返し…。
「冬の恋人たち」の続編なんだから、D・B・スウィーニーとモイラ・ケリーに出て欲しかったです、スコット・トンプソン・ベイカーとステファニー・クレイマーのダグとケイトも良かったですが。 展開や風景などは時代背景を取り入れたりしていましたが、基本的には前作と同じような展開でしたね、分かりやすい反面あまり新鮮味は無かったかもしれませんね。 でも出来るだけ丁寧に仕上げようと言う雰囲気は、見ているコチラに伝わってきたように思いました、とりあえず最後まで一本の筋が通っているのには感心しました。 やっぱり最近のXスポーツなんかにハマっている人には、「フィギュアスケートはスポーツじゃない」と思われているようですね、そういうつくりだからそうなんでしょう、でもフィギュアは立派なスポーツですよね。 2人の練習シーンや新しい技を編み出すシーンなんかを、もっと沢山挿入した方が良かったと思いますが・・・・、でもまあ青春ラブストーリーとしては面白かったかな、お勧めします。
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