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「がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン 」をお勧めします。

「がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン 」をお勧めします。

画像:ganba01.jpg説明
ほとんどのちびっこ選手に野球の才能がない《ベアーズ》を、ウォルター・マッソー演じるコーチが立て直そうと奮闘する・・・・。
笑いと感動を呼んだ1976年版ですが、このリメイク版は「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター監督らしい遊び心で、コーチ役の実力派"流離のジャムおじさん"ビリー・ボブ・ソーントンに、怪作「バッドサンタ」を思い出させる一層リアルなダメ中年として演じさせたのがユニークだったかな。
加えて少年選手たちも本当にいそうな悪ガキばかりで、その羽目の外しっぷりは大人の映画ファンこそニヤリかも。ラストが前作と異なるのにも驚かされましたが、捨てがたい人情味があるのはリンクレイター監督ならではでしょうか・・・・。
他にも「ジョー・ブラックをよろしく 」などのマーシャ・ゲイ・ハーデンや、「 リトル・ミス・サンシャイン 」などの奇人グレッグ・キニアなんかも出ていました。




 かつてはマリナーズのピッチャーとしてメジャーリーグのマウンドを経験したこともあるバターメイカー(ビリー・ボブ・ソーントン)だったが、いまでは害虫駆除の仕事をしながら酒に溺れる毎日。そんな彼に、リズ・ホワイトウッド(マーシャ・ゲイ・ハーデン)などから少年野球チームのコーチの依頼が舞い込む。まるでやる気はないものの、小遣い稼ぎにと引き受けたバターメイカー。ところが“ベアーズ”は、想像を絶する弱小チームだった。メンバーはいずれ劣らぬ個性派ばかりだったが、野球の技術はお粗末そのもの。案の定、初戦で大敗を喫し、ついにバターメイカーも重い腰を上げる。そして剛速球を投げる娘のアマンダ(サミー・ケイン・クラフト )をなんとかチームに引き入れることに成功するが・・・・。



オリジナルのウォルター・マッソーとテイタム・オニールの演技が、あまりにも見事なものだったのでどうかなぁと思いましたが、"流離のジャムおじさん"やグレッグ・キニアの頑張りで、なんとか面白いモノになっていたと思います。
確か僕等の世代はテレビ・ドラマも見ていたので、かなり思いいれも強い作品でした、先日オスカーにノミネートされていたジャッキー・アール・ヘイリーも、強烈な印象を放っていましたし。
正直「スクール・オブ・ロック」や「 恋人までの距離(ディスタンス)」のリチャード・リンクレイター監督だったら、もっと面白いモノを期待してしまいますよね、"流離のジャムおじさん"ビリー・ボブ・ソーントンに奇人グレッグ・キニア、才女のマーシャ・ゲイ・ハーデンまで出演していたのですから・・・・。
でも自分が車椅子だからかな、車椅子のマシュー・フーパーがフライをキャッチした時には喜んでしまいました。
このフーパー君の車椅子の少年というのは確かオリジナルには無かったと思います、時代的にもそういったものが求められるのかもしれませんね、”あざとい”なんて失礼な事をいっている人もいましたが、これをかいているウチに僕は「これもアリだな」と思ってきました。
バターメイカーとアマンダ親子やケリーの存在も、色々と手を広げすぎたみたいで存在感とか薄くなってしまっていたように思えましたが、ラストも含めてストーリーがもっとスムーズだったらもっと良くなっていた気がしました。
お勧めします、「がんばれ!ベアーズ」や「がんばれ!ベアーズ 特訓中」なんかと一緒にみるとねナオいいでしょう。