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「Vフォー・ヴェンデッタ」をお勧めします。

ヒューゴ・ウィーヴィングが、まさかヒーローやるとは・・・・

画像:vfqr01.jpg説明
『マトリックス』のチームがふたたび仕掛けた、前代未聞の“革命”エンターテインメントです、内容的にはかなりキテる映画でした。
ウォシャウスキー兄弟が緻密に練り上げた脚本を、ジョエル・シルバーがプロデュースし、『マトリックス』三部作の第一助監督のジェームズ・マクティーグが監督した映画でした。
不気味な笑みをたたえた仮面の男“V”に扮したのは、『マトリックス』の『ヘイ ミスター アンダーソン』のエージェント・スミス役でおなじみヒューゴ・ウィービングです。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでも有名ですね。冷酷な殺人を繰り返す一方、優雅な教養人でもあるVを、しぐさと声色だけで色気たっぷりに演じていました。
またヒロイン・イヴィー役のナタリー・ポートマンは、スキンヘッド姿を披露してまで頑張ってくれました! 
善悪の定まらない主人公Vを通して、テロ行為、国家の不正や弾圧という現代社会的な問題を投げかけながら、純粋に娯楽映画としても楽しめる不思議な映画になっていました。



 近未来のイギリス。そこは独裁者アダム・サトラー議長(ジョン・ハート )が支配するファシズム国家となっていた。テレビ局で働くイヴィー(ナタリー・ポートマン)はある日、外出禁止時間に表を歩いていたところを運悪く秘密警察に見つかってしまう。そんな絶体絶命の危機を、彼女は“V”と名乗る謎の仮面男(ヒューゴ・ウィーヴィング)に救われる。しかし男は、1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスにならって、たった一人でサトラー政府に反旗を翻す狡猾非情なテロリストだった。次第にVのテロ活動に深く巻き込まれていくイヴィーは、やがてVとサトラー政府を巡る恐るべき因縁を知ると共に自分自身の内なる真実に目覚めてゆく…。



ヒューゴ・ウィーヴィングがこのような「エンターテイメント映画」で、堂々と主役のヒーローを演じあげるとは思ってもみなかったです、でも最後までヒューゴ・ウィーヴィングの"顔"は写りませんでしたね。
ヒューゴ・ウィーヴィングというと『ミスター アンダーソン!!』の「マトリックス」や、エルフ族のエルロンドを演じた「 ロード・オブ・ザ・リング 」シリーズが有名ですが、僕はドラッグ・クイーン(女装のゲイ)達の珍道中を描いた「プリシラ」が大好きです。
ヒューゴ・ウィーヴィングが最後まで革命の仮面の男"V"を、予想外にカッコよく演じていました、ダークなアメコミ発のヒーローはやっぱりこうでないと。
ナタリー・ポートマンの熱演ブリも良かったですね、最初は「『レオン』のマチルダがすっかり大きくなって・・・・」なんて思いながら見ていましたが、こういう”ダークなヒーローモノ”が大好きな僕は物語にハマっていってました。
スキンヘッドがとても似合うのは、ナタリー・ポートマンがとても綺麗だからでしょうね、囚われの身となってスキンヘッドにされるのですが、それ以降ドンドン痩せていって本当に囚人のようになって行きました、ガリガリになっていくのは凄味が感じられました。
観ていくうちに仮面の男Vの"V"の意味も分かってくるのですが、結構ストーリーもダークな感じで進んで行きましたね、 フィンチ警視役のスティーヴン・レイも良かったです。
カッコいいヒーロー全開の中で、ダークでこんなヒーローがいてもいいと思います、ナタリー・ポートマンも年々良くなってきましたね、お勧めします。